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テーマ:★留学生活★(629)
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さて、すっかり話がそれまくってしまったけど、アメリカの
大学院ネタに話を戻します。 前回はqualification examにパスするか云々まで話を進めた けど、さて、なんとかqualification examをパスすれば、 あとはボチボチ研究を進めて、まとまったところで数人の 教授で編成される博論審査会(いわゆるDefense)に論文を 提出し、さんざんたたかれてボロボロになりながら、ハイ 一丁上がり、となる。 ちなみにDefenseに至までに適当に間をおきながら、博論 審査会のメンバーに進捗状況を報告するProgress report みたいなこともやるんだけど、プログラムによって、これは 義務であったりなかったり。でも、審査会のメンバーが何を 期待しているかを知るいい機会でもあり、研究を進める 上でのアドバイスももらえたりするので、それなりにやる 価値はあるような気がする。 話をDefenseに戻すと、自分がいたプログラムの場合、 Defenseに至れれば、ほぼ卒業は決まったようなもので、 あとはいわゆるデキレースになる。残念ながらそこに 至れなかった学生は(qualification examはパスしている ので)修士号とともに「ひっそり」プログラムから去る ことになる。 そういえば書き忘れてたけど、すでに修士号をもっている 学生があらためて博士課程に入ってくることがある。うちの プログラムでは直接組と修士経由が半々といったかんじ。 修士入学のメリットは、詳しくは各プログラムの説明を 見るべきだとは思うけど、「大学院レベルのクラス」の 単位の移動がある程度きくので、特に分野がかぶっていれば クラスの半分くらいが免除される(つまり1年分得をする) のに加え、qualification examの一部が免除されるといった ようなパターンが多いような気がする。 だから実質的に1年~1年半の負担減といったかんじだと 思うんだけど、最終的な「博論向けの研究内容の審査基準」 のハードルの高さはかわらないわけで、修士入学したから といって如実に早く卒業する、というケースはあまり 見かけないような気がする。 どっちにしろ博士まで進むつもりなら、直接博士課程に 入ってしまったほうが得、と言われる所以だ。 (まだまだつづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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