ＣＡＴのアメリカ東海岸留学

文科省がやっと重い腰を上げて、全国の大学の教職員の間に
どれだけ Made in Degree Mill の学位等が浸透しているか
調査を始めたという話はかなり報道されたけど、個人的に
想定していたのは、例えば「教授」レベルでの Made in
Degree Mill の学位ホルダーだ。

ところが先日、Degree Mill 問題を長年追求されている
静岡県立大学の小島教授の発行されているメルマガを拝読
していたら、学長が Made in Degree Mill の学位ホルダー
というケースが紹介されていた。（ソースはこちら。どこの
誰だかはすぐにわかったが、まさか学長だったとは・・・。）

これは想定外だなぁ（苦笑）。ちなみにこのケース、残念
ながら今回の文科省の調査的には「問題なし」のような
気がする。

なぜならこの問題の国会でのやりとりのなかで、文科大臣が
「（普通の博士号はともかく）名誉博士号とかいうのは
また別のあれがあると思いますよ」と答弁しているからだ。

う～ん、まだまだ道は遠いのか。

しかし、この言い訳が通ってしまえば恐らく「あ、私の
博士号は実は名誉博士号だったんです」ってカミングアウト
（？）する人が出てくるんだろうなぁ。

いっそのこと没有博士号ってのでも新設したらどうかね。
ちなみに没有ってのは中国語で、発音は「メイヨゥ」です。

ま、意味は自分でお調べ下さい（笑）。

ぜんぜん話はかわるけど、これから日本は大学に行かなく
ても大学院に行ける時代が来るんだね。

「学士がなくても大学院へいける！今こそ学歴大改造だ！
高専、短大卒からの大学院受験」

もう随分前から出てる話なんだね。なんか日本がどんどん
理解できない国になっていくようで・・・。

ちなみに「学歴大改造」に関しては海外留学もよく利用
されてきた（俗に言う学歴ロンダリング）ので、あんまり
大きなことは言えないが・・・（汗）。

　←未認定校、非認定校、Degree Mill
　学位工場、学位汚染関連リンク集

ブログＨＯＭＥへ