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テーマ:ニュース(99964)
カテゴリ:アメリカか日本か
ちょい、今日は前回のエントリーの続きをスキップ。
一部で話題になっている、山手線での外国人のハロウィンの バカ騒ぎ。日本の警察は何もできずに周りをウロウロする だけだけど、さて、日本人(もしくはアジア系外国人)が 同じことをしても同じような対応をするんだろうか。 これでちょっと思い出したのが、「NYに住んでも幸せに なれない」という本に書いてあった、アメリカ居住経験者 (それも「自力」でNYを生き抜いてきた人)の生かし方。 たしか、「目の前に宇宙人が出てこようとも動じない心臓の 持ち主」といったような書かれ方をしてたと思うけど、 警察は外国人対応部署にそういう人たちを中途採用して 配置したほうがいいんじゃないかなぁ。 そして警察のみならず、偶然居合わせた一般の人たちの 「事なかれ主義」的振る舞い(明らかに意識してそちらを 見ないようにしているのに、まるで何事もないように通り 過ぎていったり)も、なんとも言えない。 ちなみに自分はこの日本人の行動パターンをアメリカ人に 説明する時に「日本人は時に、blinders をつけているかの ごとく振る舞うことがある」と説明する。Blinders と いっても窓につけるブラインドじゃなくて、馬車を引か せる時などに馬の目の両側につけるやつね。 個人的にも、その対象になった経験がある。 銀座あたりをウロウロしていた時のこと、アメリカ人 カップルが道を聞こうとして、しきりに道行く人に 「excuse me」と声をかけていたんだけど、(日本に 来るなら日本語くらい勉強しとけよ、というツッこみは ともかく)道行く人たちはまるで彼らがそこにいない かのように通り過ぎていっていた。 とりあえず自分は「どうしたの?」と声をかけたんだけど 自分も銀座は地元でないので、彼らの行こうとしている ビルの場所がわからない。 「そこらへんの人に聞いてあげるよ」と彼らに言って、 道行く人に日本語で「すいません」と声をかけはじめたん だけど、それまで我々が英語で会話をしているのを遠くから 見ていた通行人の人たちは、近づく過程ですでに「あそこに あの人たちは存在しない」という意識を作り上げてしまって いるらしく、まさに with blinders 状態。 ついに、明らかに意識的に目を合わせないように脇を通過 したおっさんに後ろから「日本語だから大丈夫で~す」と 声をかけたら、やっと振り返ってくれた(苦笑)。 * さて、話はかわってビートたけしの日本教育白書(今回の ネタは「責任論」)の話。残念ながらますます日本に帰る 気がなくなってしまった。自虐傾向がある日本のことだから ネガティブ情報が強調されぎみではあるんだろうけど、 それにしても例えば日本の教育現場の現状を見るにつけ、 少なくともアメリカの方が環境がいいと思わざるをえない。 もちろんアメリカにも教育環境を含めて日本と比べものに ならないくらい悪いところもあるけれど、アメリカには 「選択の自由」があるんだよな。だから悪い所は避け、 自分が良いと思ったところに落ち着けるわけで(もちろん 経済的にそれができればだけど)。 そういった意味では、最近の早期留学ブームも多少は理解 できるような気がした。もし、本当にこの番組内のような 事に教育現場がなっているのであれば、自分の子供をそこに 送り込こんだり、他の親や教師と向き合うことをはなから 避けたほうが得策と考えられるのかもしれない。 そもそもやって欲しい調査は、文部科学省の官僚の何割が、 公立の学校に自分の子供を通わせているか、さらに塾などに 通わせてないかだね。 かなり皮肉な結果になりそうだけど・・・(爆)。 それから日本の将来について、自分にも責任があるかどうか というアンケート。圧倒的に「責任がある」と答えた人が 多かったけど、それに対して「責任がない」と答えた人は、 もしかしたら責任感がまだ育っていない若い世代の人 (学生など)で、大人になり、社会に出て、ここでやって いかなければならないと感じた時に、自ずとそういう責任感 が芽生えるのでは、という意見があったけど、なるほどと 思うと同時にどうやら自分はそういったものが芽生える前に 日本を出てしまったのかもしれないとも思わされた。 少なくとも残念ながら、今の自分が日本に期待する ものは何もない。故郷としての日本は好きだけど、国と しての日本に対する期待は既に実感できない。 海外にいると、何年間にもわたるニュース番組などの ビデオアーカイブができちゃったりするわけだけど、 この番組のような問題提起型の番組内で提起される問題は 根本部分で10年以上前の番組のものと全く変わってない (改善されていない)気がするんだよね。 つまり、日本はそういう価値観を是とする人には住み やすい場所であって、かたやそういう価値観を非とする 人には永遠に住みづらい所なのかもしれない。 と、ここまでテレビ番組を元にエントリーを書いておいて こういうオチもどうかと思うけど、番組内の「テレビの責任 とは?」という問題提起にビートたけしが「そもそも日本の テレビは情報番組なども含めてエンターテーメント」と、 いつも自分が言ってることと全く同じことを言っていた。 しかして真にその意味を理解できている人はどれくらい いるんだろう? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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