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カテゴリ:アメリカか日本か
というわけで、昨日やりのこしたネタを・・・、といってもちょっといつものように、右に左にウロウロ脇道に逸れまくった上に、ダラダラと長ったらしくなるかも。
「Suicide in Japan Death be not proud」 引用した記事の内容は自殺に関するものだけど、キーワードは「(良い悪いはともかく)日本の本質は全く変わってないし、これからも変わらないだろう」ということ。 日本にいれば、日々の生活に追われる中、次々に小さな事件が目の前を通り過ぎていくといったかんじだろうけど、例えば海外にいれば、日本の情報は「コマ送り」で目に入るわけで。 海外にいると、過去のいわゆる「年末報道特番」のビデオのライブラリーを見直す機会もあったりするわけで、さて、それらを見てみれば毎年「今年もいじめによる自殺が・・・」などと言ってるわけで、つまり、毎年いじめの手法は変われども、本質的にはなにも変わってないということのような気がする。 自分がアメリカに来てからここ十数年の年末報道特番はどの年のものを見ても、よっぽど特徴のある大ニュースはさておき、身近な社会ニュースは、極端な話、毎年同じものを使い回してるの?と思えてしまうほど、本質的には同じような内容だ。そして、いじめの問題なんて、自分が子供の頃からずっとあったように思う。 記事の内容に戻ると、まず日本では硫○水素の自殺が流行っており、という導入部から入り、しかして日本でのその報道の過熱ぶりに触れているあたりからして、「要は自殺の手法が目新しいだけで、自殺が多いという日本の現状は変わらないわけで(つまり、この手法をたたいたところで、大局はかわらんだろうということ)」、木を見て森を見ず、日本はまたいったい何をさわいでいるの?という記者の意図が読み取れるような気がする。 話は全く脇道に逸れるけど、この有名(日本は自殺率が極端に高い)な通説に関しては一言コメントしておこうと思う。これも日本(ではタブーなのか?)ではあまり語られず、むしろ海外メディアではよく触れられている日本の警察システムの問題なんだけど、要は、この「日本の自殺率は高い」という先入観念を逆手にとって、日本の警察は死体のある現場に到着し、殺人事件として捜査するのに必要な証拠などがあまり見あたらない場合、検死をへずしてあっけなく「自殺」と判断し、また遺族もあっけなくそれに納得してしまうというケース。ちなみに例の相撲部屋での弟子の死亡事件の時には珍しくこの問題が日本でも表面化したよね。 この「死体を見たらまず自殺と思う」という習慣(?)のおかげで、日本の殺人事件の検挙率は他国と比較しても群をぬいて高く、「日本の警察は優秀」という国内向けの宣伝材料ともなってるわけだけど、海外ではその統計自体に疑問符をつけているニュースも多かったりする。 さて、もし海外メディアの視点が正しく、日本で自殺と判断されているケースの多くが実は他殺であったとしたら、実は日本の自殺率は他国と比べてさほど高くないのかも、という可能性も浮上するんだよね。 なんかすっかり脇道に逸れちゃったけど、ダラダラ話はまだまだ続きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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