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テーマ:★留学生活★(629)
カテゴリ:留学レビュー
結局ゲートウェイ21の件についてもフォローアップができていないわけだけど(といってもゲートウェイ21はワーホリなど「遊学系」がメインなので自分にとってもジャンルがちょっと異なる)破産管財人が設置したHPによると、被害者の方には申し訳ないけど「全くお手上げ」の状態のようだ。(既に払い込んだ費用は一切手もとに戻らず、現在留学中の人も後は自分で何とかしてくれという状態。)
一部の語学学校や現地エージェント、さらには留学受け入れ先となっていた学校がボランティア的に被害者向け割引サービスを提供したりしているようだけど、恩恵を被れるのはごく一部の被害者に過ぎないように思う。 何はともあれ「次」も囁かれているようなので、個人的にはそもそも留学斡旋業者というものを使うことはお勧めしないが、あえて使われる方は重々注意されたほうがいいように思う。 さて、一つ前のブログにそおぷさんがつけて下さったコメントに触発されて、留学とは何なのか、何だったのかということに対する自分なりの考えを書いてみようと思う。相変わらず飛び飛びでネタもあっちこっちに飛びまくること受け合いだけど、よろしくお付き合いの程、よろしくお願いします。 「進学」というスタンスで留学するのであれば、たとえば高校を卒業してからすぐに海外の大学へ留学、大学を卒業してから海外の大学院へ留学というケースが考えられる。そのような留学をして、その後素直に日本に戻るのであれば、英語で勉強する環境におかれる、などという点を除いては日本で進学するのとあまり変わりがないような気がする。こと大学留学においては、少なくともアメリカでは日本の企業のジョブフェアなども年々大規模になり、多少の有利不利はあっても日本の新卒大卒とあまり変わらず、そのまま仕事に就けば少なくともその後の収入における留学というものの「経済効果」はそのまま日本にいた場合とあまり変わらないか、英語ができるということが評価されればごくわずかにプラスになる程度ではないだろうか。もちろん全体を平均して、の話だ。中にはとてつもなく優遇されるケースもあるだろうし、またその逆もあるだろう。(念のため付記しておくが、まともにまともな大学を卒業できれば、の話だ。日本の大学生と比べて留学生の卒業率が低い(失敗率が高い)ことを忘れてはならない。) ところが世の中にはそれなりに年齢を経てからふと留学を思いつく人がいる。恐らくそおぷさんの場合もそうであろうし、自分の場合も「進学」とはほど遠いほど学校というものから一端離れてから留学している。 もし、日本で普通に仕事についていて、それを辞めてまで上記のような留学をするのであれば、経済的にプラスになる可能性は極めて低い。しつこいようだけど、もちろん例外はある。ただ、たとえば30歳まで普通に会社員をした上で大学院留学をしたところで、海外で就職できればまだいいが、状況はそれほど甘くはなく、日本に帰ったところで以前勤めていたところより厚遇の仕事にありつける確率はそれほど高くないと思う。 そうなると、果たして経済面以外で留学が自分に与えてくれるものはないか、と考えざるをえなくなる。 もしかしたらそれは生きがい、というやつなのかもしれない。 自分は何のために生きているのか。自分の人生とは何なのか、その人生の中で自分は何をするのか、といったようなことだ。 遅くとも20代前半までにそれを見いだして、後の人生はその道をまっしぐらに進める人は幸せだ。しかし悲しいかな、そのようなことを真剣に考え始めるのはけっこう30の声を聞いてからという人も多いような気がする。そして日本は社会構造上、人生半ばでの方向転換が非常にしづらい仕組みになっている。ちなみに、20代前半の次にそのチャンスが訪れるのは定年前後の年だ。30代、40代、50代と、本当に自分のやりたいことではないような気もするがなんとか勤め上げ、定年になってからさて、自分の本当にやりたいことを、というのも一つの生き方だと思う。でも、そうでない人もいる。その場合、一番安直な選択肢は日本を出てそのような生き方を受け入れてくれる所に活動の場を移すことだ。そして留学というのはその入り口としての選択肢の一つなのだと思う。 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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