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閑話休題、時事ネタ。
このニュース、個人的には奥が深いと思うとともに、ちょっと恐ろしいと思っている。 「IBM、北米でレイオフの従業員にインドなどで雇用提供か」 以前、アウトソーシングの一つの形態として、たとえば日本人を中国に連れて行って、日本の労働基準法などより遙かに安い賃金で働かせるという手法がとられることがあるというのをネタにしたことがある。 この記事の内容も構図的には同じだと思う。 昨今の派遣社員問題で、仕事内容は同じでも、派遣社員と正社員の賃金格差が大きいことも問題になってたけど、グローバル規模で考えると、仕事内容は同じでも「日本国内にいる(日本の労働基準法に守られている)」おかげで他国の労働者よりも高い賃金を受け取っているというとらえ方もできる。あえて日本でやらなければならない仕事でなければもしかしたらこういった流れは今後も加速していくのかもしれない。 そういった面から考えれば企業の経営側が、派遣労働法の見直しなんてしたら国内の空洞化がさらに加速する、と言っているのも一理ある。つまり、同じ程度のものが人件費を含めて低コストで作ることができるのであれば、企業としては当然そちらに移るということだ。 ちなみに個人的にはポイントは同じ「程度の」ものという点だと思っている。よく、日本製品が高品質であることが日本の国際競争力となっているという議論を耳にするけれど、個人的には世界の大多数の人はもしくは価格が安ければ、そこまでの高品質は求めていないんじゃないか(もしくはどちらにせよそこまでの購買力がない)と思っている。 「自動車教習所が窮地に! 「免許離れ」が深刻化」 個人的には、「官製資格ビジネス」だと思っていた教習所、少子化もあいまって、いずれはこうなることは当然予想されてたんだろうけどね。これまでは「需要」が減ったとしても、ある時は免許制度を厳しくし(教習項目を増やす)、ある時は教習所で取得できる免許項目を緩和(増やす)したりして、自分たちの「受け皿」を助けて(ふくらませて)きたんだろうけど、ついに消費者からそもそも「その商品はいらない」と言われてしまって、打つ手がなくなってしまったってことなのかな。 しかし、その恩恵からか、普通免許をとるのも安くなったねぇ・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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