乗り鉄になったきっかけ
10月5日、土曜日です。本日は「時刻表記念日」です。1894(明治27)年10月5日に庚寅新誌(こういんしんし)社から日本初の本格的時刻表が出版され、それにちなんで記念日になりました。発行者は、実業家の手塚猛昌で、福沢諭吉に勧められ、イギリスの時刻表を参考にしたそうです。手塚は後に「時刻表の父」と称されるようになりました。私M-65にとっての「時刻表の父」は、作家の宮脇俊三(1926~2003)と種村直樹(1936~2014)です。宮脇は中央公論社常務、種村は毎日新聞記者からの転身でした。大学1年の時に宮脇の「時刻表2万キロ」や「汽車旅12カ月」、「最長片道切符の旅」などを読んで時刻表を読みふけり、乗り鉄にはまっていきました。宮脇の著作をメインに、種村の著書もよく読みました。時刻表2万キロ【電子書籍】[ 宮脇俊三 ]汽車旅12カ月【電子書籍】[ 宮脇俊三 ]最長片道切符の旅 (新潮文庫 みー10-2 新潮文庫) [ 宮脇 俊三 ]今も鉄道旅行を楽しめるのは、彼らのおかげでもあります。宮脇の「最長片道切符の旅」の中に、北海道の広尾から鹿児島県の枕崎までの一筆書き切符を購入する前に、ルートに誤りがないか、種村に教えを請いに行く場面が書かれています。互いにこの時が初対面だったようです。1978(昭和53)年10月の武蔵野線新松戸-西船橋間の開通によっても、最長一筆書きのルートは「変わらない」と思っていた宮脇に、「変わりますよ」と種村は答えています。 【中古】 「青春18きっぷ」の旅 これぞ激安汽車旅の極めつき! / 種村 直樹 / 徳間書店 [単行本]【メール便送料無料】【最短翌日配達対応】鈍行最終気まぐれ列車 1970-80懐かしの汽車旅へ [ 種村直樹 ]時刻表は、今は毎月は買わなくなりましたが、JTB発行のものを年に1回ぐらい買っています。JTB時刻表2024年10月号 クラフト模型付き特別版