舞姫 テレプシコーラ (10) 第1部完結 ☆☆☆☆☆☆☆
舞姫 テレプシコーラ(10)著者: 山岸凉子出版社: メディアファクトリー 第1部完結ということで読んでみました。なんとなく徐々にこういう方向に行っているなとは思っていたけど2人がここまではっきり分かれる結果が出てしまうとは思わなかったなぁ。ある一つの特殊技能でしか自分の価値を見出せない人に親がさせてしまうっていうのはよくある事だけど悲しいね。好きなものがただ好きでいられて愛せる人と好きなものが重しになって枷になってしかもそれがないと生きられなくなってしまう人。破滅から少し希望が見えてきたところで第二部に期待です。テレプシコーラ、それは、太陽神アポローンが率いる9人のムーサイ(ミューズ)の1人、合唱詩と舞踊をつかさどる女神・・・。「生きることは、舞に似ている。」バレエに向き合う少女たちの、それぞれの境遇、それぞれの闘い。踊ることへの熱い情熱は、彼女たちを、どこへ導くのか