R36 蝙蝠(岩川醸造)
やっと美味しくなりました。封を切って一週間。今回は待ちました。なにかというと、実は口開け直後、かなり、つらくて....。こんなふうにいうと、どんなひどい焼酎だろうと思われそう。少し、老ねた感じの香りは複雑。舌先に十分な甘さを確かめて、飲み込んだら、辛さと雑味が襲ってくる。また、この渋さがとても強い。 バランスが悪い....。 もういいや、これは、いらない!ウチは、見切りをつけてしまった。月産 300本の限定生産というが、ずっと、店頭にあったんだ。そこに引っ掛かってはいたよ。なるほどね、これじゃ、売れ残ってるわけだ。しかし、旦那は違ったね。飲みかけのグラスを飲み干し、すっと、ボトルを下げると、 これは日を改めよう。 え~っ! こんなの、また、飲むの? <<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<で、一週間たって、昨夜。嫌がるウチにひたすら奨める。 飲んでみて、不味かったら、なんでもしてやる。そこまでいうなら....。用心深く、香りを嗅ぎながら、渋々、口をつける。 あ~ら、びっくり!あんなに強かった渋味は影を潜め、まろやかに、やさしい焼酎に変身しちゃってる。なんかしたんじゃないかというくらい。ミラクル、ミラクル!そういえば、悪魔の使いの蝙蝠は魔術を使うんだったよな。などと、わけワカンナイ納得をしながら、結局は飲んじまったぜィ。したり顔の旦那にはチョイとむかつくが、今回はウチの負けです。仕方がない、素直に認めましょう。