櫻井さんに聞いてみた....
櫻井さんところのいくつかの銘柄が白と黒のブレンド比率によって、成立してることはかなり、前から、知識として知っていた。それは酒屋さんの商品紹介ページや某掲示板、そして、たくさんのブロガーがめいめい記していたからで、ウチ自身が直接、お話伺ったわけではなかった。だから、まぁ、そういうものらしい、の意識レベルだったけど....今回、小さな蔵を飲んで、初めて、櫻井酒造さんに直電することにした。金峰、、黒、造り酒屋、そして、2年前の古酒櫻井23号タンクとひと通り、飲んでみて、それぞれの味の違いを自覚できたからなんだけど.... 違いがあるからには理由がある! そうして、伺ったブレンドの比率。 小さな蔵......白:黒≒7:3 金峰櫻井......白:黒≒8:2 黒 櫻井......黒だけここで気をつけたいのはこのブレンドの数値がおそらくは流動的なものという点。それはその年年に仕上がる原酒の酒質が異なるからだろうと思う。 そもそも、なぜ、ブレンドする必要があるのか....蒸留後の原酒はある期間、貯蔵される。しかし、この貯蔵は蒸留仕立てそのままではなくて、器を入れ変えて、混ぜ合わされるという話。こうして、幾度か取り回しを受けながら、眠るんだ。そして、この時の組み合わせが個性を生む要素のひとつ....あるいは味の凸凹を無くすことにもつながる。ここで、櫻井さんが何を以ってしてブレンドするに至ったのか、これがキーになるのだと思う。「焼酎飲む方もいろんな方がいらっしゃいますから....」お電話から、聞こえたこの言葉のウチ流解釈はこう!「ごいごい飲みたい人、ちびちびと飲りたい人、寝かせを楽しむ人....また、大人数での飲み会や自宅でのひとり飲み、体調もあるでしょう....様々な場面、多くの状況によって求められる焼酎の姿が違いますから....」そして、それは、単純に数値で推し量られるものではなく、櫻井さんご自身の舌による味の判断なんだから~その結果が、今は8:2であり、7:3であるだけなのだ。過去、9:1だったこともあるだろうし、また、これから先は6:4の可能性もあるかも~ついでに、もうひとつ、疑問に思ってたことも伺ってみた。それは味の変化のこと....開栓直後のふぅ~んな焼酎が、数ヶ月で激旨になったこと。いやね、どの銘柄も味の変化はあるもんだけれど、櫻井さんところは極端すぎて~だけど、生憎、社長さんは仕込みに入っておられて、はっきりしたことは申し上げられないと....ただね、ウチが?した味の変化、この問い合わせを受けたのは初めてだそうで、大層驚かれたようで....また、何かの折に詳しいお話を伺えるといいなぁ~てなことを思いつつ、受話器を置いた。だけどね、だけど....、一度引っかかると気になってしょうがない!あぁ、この厄介な自分の性格は翌日には行動を起こしてしまう。 そうだ! あそこに聞いちゃおう~!で、電話しちゃうわけだ!そして、とりあえず、結論は出た。要は無濾過に近い状態と末垂れカットの早さによるのだろう。味を決定づける脂肪分の中にもいろいろな種類があり、酸化することで極端に味の劣化を進めるものがいて、そして、末に近ければ近いほど、その濃度が高くなる。櫻井さんところはかなり早めに末垂れを切ってしまうので、この悪さをするものが少ないということなのかな~味が落ちにくいということはわかったけど、じゃあ、旨くなるのはどうして?というとこれは推測....酸化による変質というよりも水分子との融合が大きいように思う。お水と仲良くなることで安定しちゃうのかもしれないね~まぁ、酸素なんかに邪魔はさせないよ~ってな具合に!本当かどうかは専門家に解いてもらうしかないけど、なんとなく、自分で納得できたからいいもん!ともあれ、これでゆっくり眠れるから、よかった、よかった....今の季節の写真でも、貼っておこうかな^^ 画像 906 posted by (C)健康mama