昔は昔、今は今、そして.....未来へ
気になることが起きるとすぐさま電話魔に変身する私ですが、この度の原発の問題ではまたいろんなところへ電話しました。そして、相手構わず、自分の考えを主張しました。 1/130,000,000の声がどの程度のエネルギーを持つのかしれません。しかし、そうせずにはいられない厄介な性分です。おかげで、また、洗濯物が溜まってしまいました。町役場、県庁、農水省に文部科学省、原子力保安院.....実生活は電話代だけでアップアップしそうです。そして、ぶつかる大きな壁は行政のシステムでした。縦割り、担当外、上から下への一方向で成り立つ行政システムは緊急時には手続きが多すぎて、どうにも歯がゆいものです。でも、ひとつだけ、わかりました。たくさんの部署、関わる人、皆、人間でした。そうして、福島原発は10日間ほどで収束すると信じていたようです。ごまかしとかすりかえとかでなく、隠蔽が行われたことに本気で気づかなかったようです。それから、責任追及を懸念している感がありました。話すほどにどんどん辛くなってきます。どこかにこの宙ぶらりんフクシマの確信犯がいるはずなのに辿り着けない悔しさと悲しさでいっぱいになりました。もっと勉強しておけばよかった、いっぱいいっぱい勉強して、東大に入って学閥に並ぶ位になればよかった、もう、自分がわけわかめ、です。こうした精神的落ち込みのとき、昔はよく星空を眺めてました。青空を流れる雲を眺めてました。耳をすまして、聞こえる自然の音を聞いていました。けど、今は.....そうそう、少しほっとしたことがありました。一昨日、講演会からの帰り、たった一羽だけど、カラスを見つけました。あの地震以来、ぱったりと姿を見なかったカラスたち、たった一羽だけど、バサバサしてました。家の水槽にいるドジョウもようやく泥から出てきました。金魚は相変わらず、いつも腹減らしてパクパクしています。ネコは.....大きな余震のとき、薪ストーブの台の下にダッシュしますが、最近は暖かくなったせいか、こんなです。アースですが? posted by (C)健康mama名前をアースといいます。猫がこれ以上増えないようラストを文字ってつけました。決して“Earth”ではありません.....大分の山の中、九州一の清流で育った私は自然に抱かれているのが一番安心です。だから、人工的に原子を割って、生まれ来るもの.....本来、自然の流れにないものは受け入れ難いのです。やはり、それは神の領域ではなかろうか、そう感じるからです。最終的に地球に還元できないものはやはり認めがたいと思いながら、インターネットなる文明を弄ぶ自分にも疑問感じます。グダグタ日記の最後に、峠三吉さんの原爆詩集から ちちをかえせ ははをかえせ としよりをかえせ こどもをかえせ わたしをかえせ わたしにつながる にんげんをかえせ にんげんの にんげんのよのあるかぎり くずれぬへいわを へいわをかえせ 原爆に対しての叫びです。しかし、私たちはここで立ち止まってはいられないんです。だから、健康mamaはこう言います。 ちちを失うな ははを失うな としよりを失うな こどもを失うな わたしを失うな わたしにつながる にんげんを失うな にんげんの にんげんのよのあるかぎり くずれぬへいわを へいわをとりもどせなぜなら、未来はまだ始まっていないのですから!