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テーマ:古い中古住宅(37)
カテゴリ:徒然なるままに
いろいろありまして、流浪の転居ライフ。 条件が合えば、もしかしてと売りに出てる中古のお宅を内覧するに至る。 時代は昭和の初め、お家の造も昭和の大工さんの技、随所に残る。 都度都度、手を入れながらの今はお家の歴史、家人の歴史。 躯体の木は古木と化しており、その強度は確かだろうと思われたものの、 そこに住まわれてきた人たちの思いを感じ取ってしまうとフリーズするため、 これも性分なので、致し方なく、決断には至らずじまい。 某神社の氏子社中? 神棚あとの天井に「雲」の一文字が書かれた紙片一枚。 火を使う場の隣の和室にしつらえてあったり、 こどもの勉強部屋として、個室を設けただろう状況、 その部屋の白壁に当時、こどもだった人が書き残した手書き文字、 「ふたりの銀座」「吉永小百合」屯したのか、友の名前、 また、その落書きを消すことも隠すこともなく、 残し続けた家人のこころ。。 昭和、平成、令和とお家の歴史自体でドラマができそうな稀有な物件だった。 お家の中の電話ボックスだった扉を開けて 『即時、お願いします』 棚になってしまった壁に私は呟いた。 どこかに繋がったかもしれない。。んなわけないか。。。 お家自体はてこ入れできても、道路事情はなんともいかんしがたく、 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年02月08日 00時55分47秒
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