とっておきの謎
あの「とっておき」の謎が解けました。想像をはるかに超えた代物でした。 焼酎について、強者揃いの皆さんが知らないなんて.... いったい、どういうこと....。で、結局、大和桜酒造さんにお電話です。実はちょっとトラウマになりそうだった蔵元直電。それも見事に解消されました。 とっておき、という焼酎について教えていただきたくて お電話いたしました。 はい、どういったことでしょうか? ええ、実は先週、会津のお店で とっておきの一升瓶を見かけたんですけど.... えっ.... その一升瓶って期間限定のものなんですか? ほんとですか! ほんとにあったんですか!電話口でのトーンの急変にこっちが驚いちゃった。なんでも、5、6年前に終売してしまったもので、今や、ツチノコ並みの激レア品だということ。蔵元さんにも展示用のものしかないような状態とのこと。現存していることがにわかに信じられないといった感じ。お話を伺えば伺うほど、こっちも慌ててきちゃうでしょ。 早速、主人に連絡します!軽くお礼を告げて、受話器を置いてからがひと騒動。勤務中の旦那の携帯をコール!蔵元さんから激レアの御墨付きいただいた旨伝えると、 酒屋に電話入れて、取り置きお願いしろ! 夕方までに行くからって頼めよ。 返答の結果、待ってる。即、会津の外山酒店さんに電話。在庫2本のうち、1本だけいただくという取り置き承諾の約束を取りつけてから、やっと少し落ち着いて、話できたよ。ウチの慌てぶりにご主人もびっくりされてた....。それで、その一升瓶がどれだけ稀少価値があるのか、蔵元さんとのやり取りを説明すると、これもまたびっくりされてたよ。最後1本はなにかの記念日にご家族で開けようとおっしゃってた。芋焼酎の取扱いを始めて、10年になるというご主人、 最初は売れなくてねぇ.... サーバーに移して量り売りしてたんですよ。福島の中でも清酒蔵が並ぶ会津で焼酎とは当時の反発は想像するに容易い。30分ばかり、お相手していただいて、ブログへの紹介の了承を得て終わり。 外山酒店さんには近い内にきっと訪問するのだ! ------------------------------------------やがて、旦那から無事ゲットの連絡を受け、これにて、任務完了!と、思いきや、そうだ、電話しよう!大和桜酒造さんへ.... たった今、無事に購入できました! ありがとうございました! よかったですね! いやぁ、10年前だったんですよ。 つまり、35年と30年のブレンドですよ! よほどのことがないと、開けられない! オークションに出していただいてもイイですよ(笑) そんなこと絶対しませんよぉ(笑) ともにハイになって喜んでいただいた。先の電話を切ったあと、プレ値ついてるんじゃないかって心配されてたんですって。 4300円でした。 あぁ、よかった、正価も正価ですよ。そこから、外山酒店さんとの成りゆき説明して、「東北にも芋飲んべえがいるんですぅ」とこれからもよろしくのお願いをして、もう、ウチは幸福な気分でいっぱいだった。夜「大和桜」を開けたのはいうまでもない。2月2日は「大和桜の日」にしようと勝手に決めたのだった。追記 で、いつ飲むのか「とっておき」.... ていうか、飲めないでしょう。 開けられないでしょう。 旦那と合議の上、 焼酎の神さんに奉納することにしました。 つきましては、神主さんにお送りいたします。 どうか、受け取って下さいねぇ。