おつまみ、番外編......甘いお醤油
のんべえに欠かせないおつまみのひとつ、お刺身!そして、お刺身に欠かせない調味料といえばお醤油!ずいぶんと更新しなかったのはこのお醤油についてお勉強中だったもんで....同じ醗酵の分野でもちょいと流れが違うから、とても新鮮、楽しいわぁ~ いやはや、もう2年も前から欲しかったお醤油ね、宮田本店さんのお醤油....南九州のお醤油は甘いと聞いてたけど、本当に甘いのね~!家族の反応は....まちまちスーパーのお刺身セットで試したもん。 東京生まれの東京育ちの旦那は甘いお醤油に目を白黒! 1号は郡山テイストの給食で甘い味には慣れてる。 甘党の2号は相当気に入ったらしい。 3号はもともと何もつけないそのままのお魚が好きだから、無反応。 ウチは馴染みのない甘さに驚きながら、考えてた....実家の大分では甘いお醤油使ったことなかった。岡山でも、横浜でも、埼玉でも、ここ福島でも....お刺身にはしょっぱいお醤油がツキモノだったよ。甘さの裏には事情があるよね、たぶん。オタク回路、接続!はてなアンテナセット完了! はて、誰に聞こうかな?やっぱり、こういうことは関係団体でしょう~というわけで(株)醤油会館へお電話!お醤油というものはとても地域特性が強いそうな。中でも、甘いお醤油は特に個性を主張するわね。実は南九州だけでなく、山口県から実は日本海側の北陸や秋田、岩手にもあるんですと。海岸線沿い中心に!そんで、南に行けば行くほど、甘みが増す傾向にあるんですと。 ふむふむ....で、そのバックヤードとなるキーは?ひとつは気候、風土。ひとつは漁港、そして、赤身の魚。加えて、その昔貴重だったお砂糖が入手しやすいこと。漁師さんの船上生活。それが長丁場であればあるだけ、賄いが増えるでしょ。当然、獲った魚が調理の素材。肉体を酷使する漁師さんたちに必要不可欠な栄養の補給なわけ。汗で失われる塩分と体を動かす熱源としての糖分。これを同時に補えること。限られた空間の船内で食事の細かい準備は無理があるし、非常に合理的な調味料だったのね~高温多湿な南九州がその最たる例でサトウキビの産地が近くて、他に比べ、砂糖が入手しやすかった上に古くから海外交易が盛んで味の許容範囲が広かったことも手伝って、甘いお醤油はどんどん普及し、発達してったらしい。 ちなみに、人間の5味といわれる味覚のうち、塩味と甘味に関しては幼少時に得た好みがずっと残るそう....甘いのが好き、しょっぱいものが好き....という感覚は大人になってもそのまんま....そうなると、おつまみカラーの強いおかずが多い我が家はすでに、のんべえ養成講座、開講中....ってこと!?なんだかねぇ、ここ2,3日、カツオがとっても美味いのよ~ (株)醤油会館 日本醤油協会、全国醤油工業協同組合連合会、全国醤油醸造協同組合が協力し、 全国約1,600社の醤油醸造企業が参画した「醤油PR協議会」が2001年10月1日に発足。 その情報受信・発信機関として設立。