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去年、富士山に登った。初登頂。
きっかけは大台の記念に、『日本人ならやっぱ富士山やろ!』というノリで。 体力には自信があるけど、普段まったく運動もせず、毎日不摂生きわまりない生活を送っている私は『本当に登れるのか?』と不安がなきにしもあらず。 少し練習しなきゃ!って重いつつ、案の定何の準備もしないまま、当日を迎えた。 し・か・も・・・ 前日かなり飲みまくり、ひどい二日酔い&そのまま1日仕事後、一睡もせずに深夜2時から登山開始、そのまま8時間頂上までぶっ通し登山。 結果は、経験者より先に一番乗りで頂上に着いた!! さすがにこの時は、自分の体力にびっくりしてしまった。 今日、仕事で河口湖へ行った時に目の前にドカンと富士山が。 そうだ、1年前あの天辺までのぼったんだよなぁとその姿を見つめる。登る前には、マラソンや運動と違ってツライからと途中で登ることを止めてもそこからは自分でくだらなきゃ駄目だし、ノリで登れるほど富士山は甘くないでしょ!とか、8時間も歩くなんてありえない~~と色んな事が頭を巡った。 実際登り始めたら、『自分で一歩一歩進まないと、頂上は近づかないんだ』と割り切って、足を踏み出す。すると以外につらくない。目的がその分近づいてくるんだもの。 あの時実は、富士山の頂上よりも、下山した後の温泉を思い描いて歩いていた。暑くても苦しくても、『温泉、温泉』といいながら足を動かしていたのだ。去年は体力で富士山を攻略したと思っていたが、今思うと『温泉という明確な目的』が私の体を動かす力になっていたのだな。 ほんと、やってみると思った以上に意外な自分の力を発見する。 起業も同じ。頭の中で考えてるより、動き出してみると、自分の才能&魅力を再発見できるんじゃないかな。 オリンピックのメダリストの言葉の中にも『自分を信じて』という一言が良くでてくる。もっと自信を持って、自分を信じてもいいんだなと、富士山に励まされた爽快な朝だった。 富士山の裾野は左右になだらかに広がり、麓の町をやさしく包み込んでいた。勇気を出して、踏み出してごらん。君は前に進むだけでいい、後ろは僕が守っていてあげるから。という声が聞こえそうな気がした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年08月18日 17時25分57秒
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