いま改めて『13歳のハローワーク考』
2004年、作家の村上龍氏が「13歳のハローワーク」を発表したのは印象的でした。当初は中高生向けの出版企画が、意外にも多くのOLさんが購入したとか・・・。私もキャリアカウンセラーとして、座右の書としています。読んでいて楽しいですね。自分に向いている仕事って何? 自分探し? モラトリアム?ご相談を受ける20歳代の求職者のみなさんは真剣です。対人関係における気づきのグラフモデルで有名な「ジョハリの窓」自分のなかには、*自分も知り、相手も知っている自分。*自分は知り、相手は知らない自分。*自分は知らず、相手は知っている自分。*自分も知らず、相手も知らない自分。の4つの自分がいる。≪自分が知らず、相手が知る自分≫自分の魅力や適性というものは、他人から指摘されて気づくもの。自分のウリ(セールスポイント)はインタビュー(面談)で明らかに。職務経歴書作成のポイントは、言葉のキャッチボール=「質問をする」ことから始まります。私はこれが就・転職の究極のゴールだと考えています。≪自分も知り、相手も知っている自分≫私はこれが自営業の究極のゴールだと思っています。自営業として食っていけるのも、お客様が私の「ウリ」を評価してくださるお蔭です。ときどき、自分のキャリアを振り返ることも必要だと感じています。