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カテゴリ:旅日記~海外編~
ヒナノビールは、1955年に始まったビール。(らしい) とにかく、街のどこに行っても、このロゴをよく目にするし、ヒナノシャツを着ている人も多い。 でもって、このビールのロゴがまた、可愛い。 青がこのビールのトレードカラーのようで、青と白で書かれた「HINANO」の文字と、 赤い服を着て横向きで座る女の子。 タヒチアンの女の子が横向きで座ったこのロゴは、グッズがいろいろ出てる。 市内には、「ヒナノブティック」なるグッズショップもあるくらい。 (ちなみにこのショップ内は、9割がお土産を買いあさる日本人だった) 肝心のお味はというと・・・・・苦みや渋みがおさえられた軽い飲み口のビール。 苦~いビールが好きな人にはきっと、物足りないだろうけど、私達には十分。 もちろん毎日のように飲んでたけど・・・・。 グッズ好きな私は、もちろんこのヒナノビールのロゴグッズのゲットを目論んでた。 一番欲しいのは、ビアグラス。 だけどこのビアグラスを売っているお店を見つけてなかったのだ。 偶然にもホテルの売店で750フランで売っていたんだけど、お店はすでにしまっていた。 タヒチはフランス領なので、基本的にフランスの常識が通用している島。 なので、お店の空いている時間って本当に短い。 5時には閉まってしまうし、土日は基本的にお休みか、土曜日の午前中だけ営業。 お昼過ぎるとランチタイムとしてお店も一時的に閉まってしまう。 さすがにホテルの売店は、土日もやっているようだけど、 毎日遊んでるから、開いている時間にホテルにいないよ~。 ホテルの近くの中華料理のお店で食事をしながら、ビアグラスを売っていそうな場所を、 彼と2人、地図を見ながら話していた。 こうなったらどうしても欲しいものは、欲しいのだ~~~。 目の前におかれたビアグラスを見て、「あ~、これ欲しいよぉ。」と嘆く私。 そこでふとひらめいたのが・・・・「このお店、グラス売ってくれないかしら。」 ダメ元で追加オーダーを聞きに来た中国系タヒチアンに「これ売ってくれない」と交渉してみた。 追加オーダーを尋ねるために来たので、当然ながらスタッフは驚いて、オーナーを呼びに行った。 オーナーは、とっても背の高いタヒチアン女性。 とっても親切そうなんだけど・・・・ダメかしら。 彼女の話によると、ヒナノビールのこのグラスは、お店といえども無料配布ではないらしい。 多分(いや当然ながら)、お店で観光客が買うよりも安いんだろうけど、 各飲食店も「必要備品」として購入しているらしい。 飲食店で使用するグッズなので、観光客向けに販売しているグラスよりも、 (彼女の話だと)ガラスがしっかりしているらしい。 日本だと、居酒屋にあるサッポロとかアサヒのロゴグラスやジョッキって、 メーカーががんがん無料配布してるから、ちょっとうっすらながらも・・・、 「無料配布されてるんじゃないの」なんて思ってた。 「有償配布だったら、やっぱり無理かぁ・・・・。」なんて思いながら話していた。 残念そうに断る彼女は私達に「せめてこれくらいはプレゼントします」と、 棚に置いていたヒナノビールのコースターを、わさっと一掴み、 私達のテーブルまで持ってきてくれた。 その時に「ヒナノグッズのお店にグラスもあるのでは?」と私達に聞いてきた。 私達は「ホテルに750フランで売っていた事」を話し、 「お店が開いている時間に買い物できない」話をした。 彼女は笑って、「せっかく来たから、あっちこっちを楽しんでね。」 そしてその後、しばらく話した後、悩んだ風の彼女は私達に言った。 「そうね~、たくさんは無理だけど、いくつ欲しいの?」 私と彼の2人分だから、2個で十分ので、私は「2個欲しい」と答えてみた。 欲をかいた彼は「4個あった方が便利じゃない?」とかなんとか言い出す始末。 彼女は「4個は無理だけど、2個だったらお店にある新品を分けてあげる」だって。 ・・・・しかも、2個で500フランでいいと言う。 「ホテルで買ったら、1個750フランだったから、せめて1個につき500フラン払うよ」 と言うと、なんと、断られてしまった~~~。 私達の厚かましいお願いにも、何と心優しいオーナー。 結局、たっくさんのコースターと紙にくるんでもらったヒナノビアグラスを手に、 ホテルに戻る事になった。 諦めていた「無理な交渉」だったので、びっくりしたわ~~~。 レジ横に地元の芋から餡を作った月餅があり、試食したら美味しかったので、 ホテルで飲むドリンクと共に、それも買う事にした。 それと譲ってくれて嬉しかったので、彼は帰りにチップとしておつりの500フランを渡した。 タヒチは元々、チップという習慣がない島なので、この行為に感激された?のか、 彼女は恐縮し、返そうとし、そしてそれを断る私達。 ・・・・まるで一昔前の日本じゃないか~~。(ちがう?) どうせ払おうと思っていたグラス代だと思っていたらなんと、ヒナノの灰皿もくれた。 これもまた可愛い灰皿なんだよね~~~。 ・・・・結局、チップの意味はあまりなく、私達はヒナノグッズ満載でホテルに戻った。 1,000フランでグラス2個、灰皿1個にひとつかみのコースター。 本当にこんなにもらって良かったのかしら・・・・。 せめてホテルに滞在する間くらいは、またあのお店に通おうと話して寝た。 日本語のメニューもあり、価格も良心的で、とっても美味しい中華料理のレストラン。 メリディアンタヒチに滞在する時には、是非是非、お薦めのレストラン。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月01日 10時47分20秒
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