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カテゴリ:世の中の出来事
16日にアメリカのバージニア工科大学でおきた銃乱射事件。
犯人が韓国人学生だという事がわかってから、いろいろな情報が錯綜している。 容疑者の母親はかねてから、友人達に「息子を助けてほしい」と言っていたとか、 犯行声明をテレビ局に送りつけていたとか、空想上の彼女がいたとか・・・・。 銃になじみのない日本人にしてみると、こういうニュースで「アメリカは銃社会」だと、 改めて、銃社会の怖さに気づかされる。 犯人が韓国人だった事をうけて。韓国政府はアメリカで流していたテレビでの観光PRを、 しばらくの間、反韓感情を危惧し、中断する事を決定したという。 この報道を耳にして、何だか悲しい気分になったと共に「人種の壁」を感じた。 日本に住んで、日本企業に勤めている私には、日頃、外国人と接する機会もないし、 「私は日本人なのだ」という事を実感する事もない。 今回の事件の犯人は、幼い頃にアメリカに移住した家族と共にやって来て、以来ずっと、 アメリカで育ってきた。 でもやっぱり、「韓国人」という国籍は、捨てることができない。 永住権を持っていても、やっぱり「韓国人」である事には違いないのだ。 犯罪者はどこにでもいるし、そこに国籍は関係ないはず。 たとえば「白人」が同事件を起こしても、「白人出演のCMを自粛」とはならないはずだ。 そういう意味では、今回のような危惧をしなくてはいけない韓国政府も気の毒に感じる。 今回の犯罪は悲惨な事件だし、このような惨劇を引き起こした犯人は悪い。 でも悪いのは彼であって、韓国や韓国の人達ではないのだ。 現地の韓国人留学生の間では、反韓感情に発展しないかと不安に感じているらしい。 そういう報道を見聞きすると、やっぱり「他の人種の土俵で勝負する事」の困難さを感じる。 今頃、頑張って子供達を育ててきた両親や残された兄弟達はどうしているんだろうかと思う。 日本で起きた英国人教師殺人事件や今回の事件など、そこに人種や国家が介在すると、 より一層、深刻な「人種の壁」ができてしまいそうな気がして怖いとも思う。 この事件がきっかけとなって暴動が起きているとか、反韓感情が芽生えているといった話は、 まだ耳にしていないので、ちょっと安心した。 アメリカにはたくさんのアジア人が住んでいる。 彼らがこの事件をきっかけに迫害されたりしなければいいと思う。 一番の被害者はもちろん、銃撃された学生達なんだけど・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月19日 23時09分31秒
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