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彼は、ジムで鍛えるのが大好き。
筋肉の「限界」に挑戦するのが大好きで、ジム通いをこよなく愛している。 夜の仕事の前にジムで一汗するために、午後、彼は自転車に乗ってジムへ出かけた。 自宅を出て30分くらい過ぎた頃に、彼から電話があった。 「さっきね、車に当たった」 ・・・・・一瞬、意味がわからなかった私。 車に当たったって、停めてた車、走行中の車 よくよく聞くと、側道から出てきた乗用車が、歩道を通っていた彼の自転車の後輪に、 バンパーをかすめて走り去って行ったらしい。 幸いな事は、怪我もなく、自転車も破損していない事。 「どうせ警察に行ってもさぁ、無駄だから自分であの車探して、謝ってもらう。」 なんてのんきな事を言っている彼をせきたて、私は一緒に警察に届けを出しに行った。 最初に行った警察署は、ジムの最寄の大井町駅にある交番。 2人いた警察官に事情を説明した。 覚えているナンバーは、「品川」という文字と「○○-○○」という4ケタの数字。 加えて車種と色、運転者の風貌くらいかな。 場所の特定のために開かれた地図を見て、私も彼も困る。 地図上だと、どれがどの道か、わっかんないよ~~~。」 場所の特定ができない場合は、この交番では扱えないらしく、青物横丁の交番へ行く羽目に。 私は電車で来ていたので、仕方なく歩いて青物横丁まで向かう。 途中、当てられた道路付近を通ったので、ついでに現場確認。 これで次の警察署では、大丈夫だ~~。 着いた青物横丁で対応した警察官に、一気に私も彼同様、「無駄足だった」と気づく。 「自転車の傷が見当たらない」「怪我してない」「日本語微妙」って感じで、 正直、まともな対応をしてもらえてないことを、私も彼も感じていた。 「普通、事故にあったらその場で110番しませんかね」 いや、確かにそうです。 私も彼に「何でその場で110番しなかったの~」って言ったもの。 でも残念ながら、彼は110番を知らなかった。 「そうですね、普通はすると思いますが、私も教えてませんでしたから・・・。」 それを聞いた警察官は「アメリカでは事故の時、警察呼ばないんですかね。」とのたまう。 「そうですよ、電話しますよ、911に。 で、日本は110って教えてなかったから、私の携帯に電話してきたんですよ。」 このあたりから私も「言っても無駄か」という気分でいっぱいになった。 「どうせさ、死んでないからまともに探してくれないよ。帰ろう。」と言う私に、 警察官は「ヒマついで」に、帰る前に現場の確認に行くと言い始めた。 そして現場について最後に言った。 「4ケタの番号だけでは、車の台数が多すぎて見つかりません。 とりあえず、書類だけは物件事故として、番号つけておきますから。」 彼も私も「時間の無駄」という言葉しか、脳裏にはなく、慇懃無礼な態度にムカつきっ放し。 どうして当てた車より、当てられた私達の方が悪いような言い方をされなくちゃいけないんだろう。 どうして「品川 ○○-○○」と車種で車が見つけられないんだろう。 日頃いばっている警察も、大したことないな~~って思ったし、 「この若造、言葉の使い方知らんな~。」と思ったし、何より不信感でいっぱい。 親に「警察なんてそんなもん」と慰められたけど、情けな~い気分になった。 まぁ、彼に怪我なく仕事にいけて、よかったけど。 こうなったら、あの車、2人で探して謝らせてやる~~~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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