KING OF POP
お久しぶりでございます。すっかりご無沙汰しておりました。ご無沙汰の間に大変な事がありましたね。KING OF POP MJの死去でございます。80’sPOPを聴いて育った世代にとっては、自分の記憶のアーカイブにぽっかり穴が開いたような気持ちです。私が初めてMJを「見た」のはSUZUKIのスクーターのCMでした。その前から映画「BEN」等は観ていたので、知らないうちにジャクソンズの曲は聴いてたかもしれませんが、マイケルジャクソンとして認識したのは小学生の頃、丁度マイケルの追悼式でスピーチしていた彼の娘さん位の頃で、OFF THE WALLをバックに踊る姿に「何てかっこいい人なんだろう」と衝撃を受けた物です。まだ当時19歳だったんですね。当時から抜群にシャープなダンスとシャイな笑顔がそれは愛らしかったものです。その後のスリラーの衝撃、今改めて見ても当時の音楽シーンの中で飛び抜けています。今でもちっとも古くない。同じ時期ヒットしたオリビアニュートンジョンの「フィジカル」とか、その数年後ヒットした映画「フットルース」とか「フラッシュダンス」等は今曲を聴いてもいいなぁと思いますが、PVを見ると古さは否めないと言うか、ちょっとポッと頬が赤くなるような気恥ずかしささえ感じるのですが、スリラーは今見てもすごいなあと思うし、むしろ今だからこそこの作品の凄さが解る気がします。当時はまだ子供だったので、黒人差別がそんなに根強いものと思っていなかったし、スティービーワンダーやレイ・チャールズやサミーディビスJr等の黒人のエンターティナーは活躍していましたしね。スリラーが初めてMYVで放送された黒人アーティストのPVという話もこの度初めて知った事でした。WE ARE THE WORLDは12インチシングル(LPサイズで45回転)で何度も聴きました。当時のMTVか何かの音楽番組でこの曲のメイキング風景が放送されていて、シンディー・ローパーが身につけていた派手なアクセサリーがジャラジャラと音を立てて、クインシー・ジョーンズがマイクが音を拾ってしまうからそのネックレス外してくれないか!とクレームを付けたら、シンディまだ当時はまだまだ若い、はねっかえりのお姉ちゃんでしたから「ごめんなさーい。でもこれ・・イヤリングよ」なんて御大の揚げ足取るような事言うもんだから一瞬空気が張り詰めましてね。瞬時に空気を察したスティービー・ワンダーが「イライラするなって~!クインシー」と場を和ませるシーンがあって、当時まだ中学生位でしたが「シンディ・・空気読めてないな」と思った物です。クインシー・ジョーンズと言えばマイケルをマイケルたらしめた名プロデューサーですが、クインシー・ジョーンズのI'll be good to youは日立のCMソングだったので、聴いたらああ!と思い出される方も多いかもしれません。TOMORROW(A better you,better me)はジャクソンズ時代のマイケルを彷彿とする様な黒人の男の子のボーカルがとても愛らしい名曲でして・・・80年代ポップスは語り始めたらきりがありません。まだ英国チャートの話もしていませんし(笑)止まらなくなってきましたので、もう少し語らせて下さいませ。