自分でつくる、女性旅,しましょう・・・

「恋。。。。ね」

あまりの唐突な彼女の　ものいいに、しばし、考える私。

もしかして、この娘、今まで恋したことない、とか・・・？
いや、２３年間生きてきて、そりゃないっしょ。
それに、やっぱ　この涙は、失恋したてとか
実らぬ恋とか、そういうのを終えて新しい恋を。。とか
そういう事含めてるからなんだろう・・な。。


と、まともな事を無理やりかんがえつつも、
ふと・・そしてなんとなーく、彼女はもしかしたら
今まで　ほんとに　「恋」をしたことがないんじゃないかって
思えてきた。


　「最近、失恋したとか。。なのかな？」




　「・・・・・・いいえ。」



　「んじゃ、恋愛したことないとか・・・？」


　
　「はい。たぶん・・・　」


ほおおおおおおおおおおおおおおおおお
恋愛したことないって。。一体それどうよ。
じゃ、今まで人生の半分の楽しみを味わってないって事じゃんか。
恋愛体質？な私には想像を絶する状況でして。。。



そりゃ・・・・・・・・


大変だ・・・・・・・・



ごくりと　唾を飲み込み、何か言おうとしたけれど

何も・・出てこない。

たぶん、いやきっと１０数年、

ボランタリティー溢れる（ただのおせっかい！？）
私のお人よし部分が様々な恋愛の悩みを聞いてきた


そんな、恋愛悩み相談　歩く私書箱の　この私が、、、




何も言い出せないほど、




太刀打ちできない状況に、





はっきりいって、自分の無力さを感じる程だった。



　「えと。。。んじゃさ、どんなタイプが好きなのかなぁ　」　と

　まるで安い居酒屋で会話してる若い女性たちのような問いを

　苦しくも、してみる。





　「・・・父みたいな人　」


ほぉおおおおおおお　なんとまあ　今どき！　それは珍しくないかっ！
どんな魅力的な父上であろう～お父様っ！



　「へええ。。お父様、きっとすごく素敵な人なのね。

　　で、具体的に言うと　お父様ってどんな感じの人なのかな？」


一体、何者だ。。。私は。
似非診療内科医か、心理カウンセラーか・・・はたまた・・
お見合いおばさんかいっ！



　「理想なんです。とにかく、父みたいな人、表現しずらいな。

　　包容力あって（そりゃ父親だからな）、やさしくて（うむうむ）　

　　でも　父は男性であって、男性じゃない。（へっ？）

　　だから父みたいな

　　男性と、恋してみたいんです。」





う、、、うむ。

まとも･･･といえば、まともだけど、すっごく意味シンでもある。



　「私、恋できますかね？　」



　「・・・・・・・・・・」


正直言って、この　「・・・」には
私の知ったこっちゃない！　そんなこと！　って意味が籠められてた。

しかしながら、彼女はそんな隠れ言葉が読める年齢でもないし
器量でもない。
だから　彼女の話の続きは、至極当然とも言える形で
私の耳に入ってくるのでありました・・


若干フィクションづいてます。
　------へへ。・・いつまで続くんだろ　--------