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カテゴリ:大人の女性旅
テラスでの昼食は、ことのほか気持ちよく
ワインの力も手伝って、うっとりと・・そして目がとろん・・・ いや、でもこんなところで昼寝をしてる場合じゃない! チェスキークルムロフに滞在できるのは、せいぜいあと4時間。 二度とこないだろうから、更に満喫しようぜー(って感じでもないが) と 今度は街唯一のヴィート教会へ向かう。 あまりに天気が良いので、建物に差し掛かる影がとてもはっきり、 そして美しく見え、ダイナミックな絵画を見ているような気分で 退屈など程遠い道のりを歩く。 やがて見えてくる、城から少し離れた小高い丘の上に建つ教会は こじんまりとした、やさしい佇まい。 緑が建物を更に やさしく魅せてる。 葉間から注がれる眩しい太陽の光が 石造りの壁を泳ぎ、時折聞こえる葉のサラサラ言う音が 教会の静けさを、気持ちよいものに変える。 中へ入ると、 立派な装飾を施されたパイプオルガンが ちょっと荒っぽい演奏を始めていて、あまりの響きに驚かされる。 西欧の色調と形に目が慣れてるのか、とてもエキゾチックに見える 彫刻の聖者達。 上から見下ろす表情が、こんなにも穏やかで奢りなど感じさせないなんて 人間には出来ない業かも・・・ 教会を観光で観る場合、それ程時間は必要ない。 信者で無い限り、また深くその教会の歴史を知った 人間でも無い限り、30分も居れば長い方だろう。 私達も例外なく、教会裏のテラスで、街を一望したあと、 その場を離れる。 最後の街歩き。 マリオネット博物館で、実演ビデオを見たり、 劇場用の大きなマリオネットに触れたり。 ただただ、街中の家々が立ち並ぶのを眺めながら。。。 とうとうホテルにたどり着き、預けた荷物を受け取り 駅までのバスが走ってるバスターミナルへ向かう。 バスターミナルは、街への出入り門を抜けたらすぐそこ、にある。 えっちらおっちら、荷物を引きつつ 人気の無いバスターミナルで 駅行きのバス時間を確かめる・・・が。 色んな紙が一杯張ってあって、どれがホントなんだか、どれがどこに着くのか、全く分からん・・・のです。 しかも詳細はチェコ語で書いてある。 うーーーーん。 ようやくやってきたおばさんに聞いてみるも、お互い言葉が分からず 質問も、答えもわからん・・・ あちゃーーっ。 ま、でもきっとここしかバスターミナルは無いし、そこそこ人はやって来てるし間違える要素はない。 後は、間違ってバスに乗らなきゃいいだけで。 と思いきや。。 ようやくバスがやって来て、運転手さんに聞いても 「NO ,, NO...」 だけ答えてドアをぴしゃり! 行き先を伝えても、説明してもらってもわかんないし・・・ 幸い、ベンチに若い子がやってきたので 「じゃ、英語分かるだろう」と 聞いてみても、両手を耳の横にあてて 「さっぱりわかんないわ」ジェスチャー。。。 ま、、まいった。 けど、ここで怯む訳無い! 方向は間違ってないから、次来たバスに乗っちゃれ!の勢いで 幸い次のバスの運ちゃんが、なにやら分かったような分かってないような 仕草をしたので、乗り込む。 で。。。案の定、駅に着く・・・無事に。。よかった・・・ が、その駅でも問題発生。。 指定できなかった この区間。 予定より一本前のに乗ろう!と言う つもりで早めに着たのに、あまりにローカルで、 列車は日に数本しかなかった。。。(ここはリサーチしてなかった。。すんません) あまりに読みが甘かった・・・ 仕方ないので、駅で1時間程待つことに。。 暗くて、寂しい駅舎で変な味のコーヒーを飲みつつ 旅を振り返ったり、またまた色んな話しをしながら過ごす。 こんなのも、大好き!だったりする。 やがてやって来た列車に乗り込み、 行きとは違って、上手い具合に予定通りのスケジュールが催行される中 どんどんと暮れていくチェコの田舎景色を車窓に見ながら そろそろ意識し始める旅の終焉。 この切ない感じも、 この年になってから たまらなく好きになった気がする。 画像が入ったブログはこちら。 http://ameblo.jp/cerca-travel お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月23日 14時53分03秒
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