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カテゴリ:大人の女性旅
気がついたら。。。寝てた。
テレビは 知らぬ間に消していた・・・らしい(!?) そんな私の寝ぼけ眼に注がれる朝日は とてもやわらかで、静かで。 あまりの静けさに、じっとしていると、自分までもが その静けさに溶け込んで無くなってしまう感じがして 慌てて動き出す。 ベッドの上に立ち おもむろに天窓を覗く 朝の景色は好きだ。 とても澄んで美しく 神々しいばかりに、光が街や田畑や 林や山々や川に注ぐ。 ところが、今回はそればかりではなく 何か他にも特別なエッセンスがあったのだろうか・・ 息が詰まるかと想うくらいに、心が動かされた。 それもそのはず、 私がこれまでに見てきた中で、 間違いなく、最高に美しい朝の眺めがそこにあった。 予想外のその眺めに、しばし爪先立ちと言う事も忘れ 思わずその景色を覚えていたい一心で すぅーーーっと息を吸い込む。 これ、私の癖です。 あまりに感動したり、その場を離れたくなくなったり、 絶対覚えておきたい景色に出会うと、 必ず息を吸い込む。 まるで、その景色をそのまま自分の中に納めてしまおうかと 思ってるみたいに・・・ 半開きになった天窓は、 予想以上に冷たい空気を少しづつ その隙間から漏らしており、 吸い込んだ私は、身体がジョジョに冷たくなっていくのが分かる。 それでも尚、内面から熱いモノがこみ上げてきて 涙腺が緩むと 冷たいのと暖かいものが混じって不思議な感じ。 しばらく そんな調子でその景色を見てた私は ベッドから飛び降り、ボサボサの頭を隠すニット帽を被り 顔をバシャバシャ粗って、簡単な服に着替えて 鍵を手に 外に飛び出す。 ホテルの思い木のドアを開けると、目の前に鐘楼と教会があり 足元の、朝露に濡れた石畳の道を、 庭掃除のオジサンが、道具を入れた台車を押しながら歩いてる。 それを横目に見ながら まだ息が白く、手も悴むままに ホテルの反対側に廻り、マーラ・ストラナを一望する裏庭に出る。 と、歩くうちに、鐘楼が鈍く、くぐもった音を響かせて 私の胸の高まりは最高潮を極める。 素晴らしい。 感無量です。 映像つきブログはこちらです。 http://ameblo.jp/cerca-travel お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月29日 12時25分02秒
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