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カテゴリ:ピアノ・音楽
昨年から母に誘われて行ってきました。中村紘子さんのリサイタルは、角界著名人が訪れる大変セレブリティなものという話を聞いていましたが、盛岡のホールに集ったお客さんは近所のスーパーにでも行くような格好だった。
通常のリサイタルと違ってトークを挟みながら演奏するので、ステージと客席の距離感がなく親しみやすかったです。サブタイトルにちなみ「舞曲」を中心としたプログラムで、「ピアノの舞曲を最も作った人はショパンです」と、大好きなショパンについてたくさん話を聞けました。ショパンと言えば、ワルツの他に祖国ポーランドの舞曲ポロネーズや、マズルカを多数作っています。王侯貴族の舞踊曲が前者であるならば後者は庶民の舞踊曲だとか。確かにポロネーズは「ずっちゃかちゃっちゃっちゃっちゃっ」のリズムを刻む華やかな曲が多く、マズルカは素朴なワルツといった感じを受けます。中村紘子さんはとても博識で、時代背景をわかりやすく話され、合わせてご自身のエピソード(笑える失敗談が多い)も盛りだくさんで前半のプログラムは演奏よりトークの時間の方が長かったです(笑)でも、このトークのおかげでなぜ中村さん特有の弾き方をするのかがちょっとだけわかったような気がしました。わたしは拍子を淡々と刻む、もたつかせたりしない弾き方をする演奏が好きなので、彼女の演奏はあまりすきではなかったのです。そうそうたるコンクールの審査員も長年つとめ、経験豊かな中村さんならではの演奏なんだろうな、「演奏者」というよりは「表現者」という印象を受けました。 プログラム後半はほとんどしゃべらずにバラエティーに富んだ舞曲を続けて。すごく急いで終わらせたみたいですが、時間がまだたっぷりあったのでアンコールを何と4曲も。ハッキリ言ってアンコールが最もよかったです、ショパンばかりでした! わたしはいろんな勉強になって満足してホールを後にしましたが、聴衆よ!アンコールが終わるごとにあからさまに帰るのは失礼極まりないぞ。ちゃんとホールが明るくなるまで拍手をしなさい! (c)ivory Programs (演奏順ではありません) ♪モーツァルト:トルコ行進曲 ♪ショパン:ワルツ 第6番「小犬のワルツ」 ♪ショパン:ワルツ 第1番「華麗なる大円舞曲」 ♪ショパン:アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ ♪ショパン:ポロネーズ 第11番 ♪ショパン:マズルカ 第51番 ♪グルック:妖精の踊り ♪マクダウェル:魔女の踊り ♪グラナドス:アンダルーサ ♪ブラームス:ハンガリー舞曲 第1番 Encores ♪ショパン:ノクターン 第20番 ♪ショパン:エチュード 第12番「革命」 ♪ラフマニノフ:プレリュード「モスクワの鐘」 ♪ショパン:エチュード 第3番「別れの曲」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.28 19:19:45
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