Precious Precious

　何とか乗り切った5日間、金曜日はちょっと頭に来る残業もありましたが初めてほぼ同期の女の子（自分より３つ若いのです）とディナーに行きました。新婚さんの彼女とは結婚生活について話が弾み、美味しいお肉と楽しいおしゃべりで週末を満喫できました。これで3連休だからうれしい！

　と言いたいところですが、今自分の心はとてもモヤモヤ、こんなんで連休を棒に振りたくありません。日頃ウジウジしているわたしの性格はもう隠しようもなく、今年は不調なことも何度か書いて来ました。時間と仕事がもたらしてくれる規則正しい生活によって元気を取り戻せると思い、2ヶ月半働いて来ました。でももうごまかせなくなりました。
　4月から左耳に水が入った感じというか、トンネルに入った感じが続くようになりました。「気のせい気のせい。働けばなくなるさ」って流して、5月は確かにほとんど自覚はありませんでした。でも6月にはまた一日1時間くらい、夜が多いけど仕事中でも耳のガバガバというかモガモガが強くなりました。それでもネットでどんなキーワードで探せばいいかもわからなくて放っといて7月になりました。今週になって仕事中、電話がほとんど聞こえないことに気づきました。相手がボソボソしゃべっているからだと思いましたが、色んな人の声が聞き取りにくいのです。右手でメモを取りながらなので、受話器は左耳にあてます。別の用事で右隣の上司と話をしていた流れで、電話が聞こえないことを話したら、「自分も突発性難聴になったことがあるから明日にでも耳鼻科に行った方がいい」と言われました。他の職員も近くのいい耳鼻科を教えてくれたので、昨日の朝診察してもらいました。夜だけガバガバするから行くのが面倒だったのですが、まとまった時間がとれるのはめったにないので行きました。たぶん、症状を話しただけでお医者さんは原因がわかったはずですが、鼓膜と聴力の検査をしました。左は右に比べて明らかに聞こえず…結果は「低音障害型感音難聴」初めて聞く病名でした。高い音は聞こえるので難聴の自覚はなく、「水が入った感じがする」と訴える人が多いんだそうです。まさにその通りでした。ストレスが原因のことが多く、わたしみたいに気持ちの切り換えやリラックスがヘタでうじうじする奴がなりやすいのです。耳の中の血管は細いので、血行が悪くなりやすい、だからストレス症状が耳に出ることが多いとか。マッサージや運動、耳を温めること（昨日は電気をあてました）、血行を良くするビタミンB12などが効くそうです。ステロイド剤は出されませんでした。早期治療が大事なんだそうで4ヶ月も放っといたことを怒られました。電話も大事な仕事の１つなので、支障をきたしています。


　精神的に、ものすごくショックを受けました。「どこも何ともない」って言われると思っていたんです。「難聴」という言葉の重みを初めて感じました。元気な状態を100%とすると、今の食事の量は60%くらいです。8キロ近く痩せた体重も元に戻っていません。疲れていると食べられないのは昔からだし、ストレスなんてあって当たり前、愚痴のない職場なんてないって思っていたから耳にまで表れたことですごく落ち込んでいます（ってこれがよくないんだろうけど）。6月から、仕事が「話と違うじゃん」って思っていたのは事実で「この先どうなることやら」と不安もありましたが、思いっきりヒト相手で責任ある仕事、もうできません。
　今日はたまたま（母に言われて気づいたのが情けない）父の半年祥月命日です。父が亡くなってから、そのショックというよりはそれがきっかけで生まれたトラブルが原因で、心から休んだ日は一日もありません。耳がずっとSOSのサインを出して来たんでしょうか。もう、うつで入院なんてしたくないんです。働きたくないわけじゃないんです。でも気持ちが「ズドン」と落ちた感じで力が入らないんです。
今月末で試用期間が終わり正式採用になりますが、今の状態ではとても無理です。

　3連休、１つはマッサージに行く。とことん揉んでもらう。まず明日は気が済むまで眠ります。