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Precious Precious

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2007.10.06
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カテゴリ:ピアノ・音楽
 ピアノ好きと言ってる割には毎日弾いているわけでも聴いているわけでもいろんな曲を知っているわけでもない何に関しても「ちょっとヲタク」のcerestiaです。
 ここではショパンのことしか書いていませんが、ショパンの曲が好きだと思うようになったのは自分もワルツが弾けるんだと感動した高校生になってからで、それまでは全音のソナタ曲集にあるようなベートーベンのほうが身近でした。交響曲が有名すぎるけどやっぱりピアノ曲が好きで「月光」「悲愴」といった通称がついたソナタは本当に心を打ちます。月光は第3楽章が、悲愴は第1楽章と第2楽章が好き。
 そしてベートーベンのソナタで一番(といっても全曲知ってるわけではないんだが)思い入れの深いのが「テンペスト」(第17番)です。この第3楽章はおそらく誰でも聴けば「あ!」ってわかる曲で、わたしは中学2年生の時に夜8時台に風間杜夫とたしか富田靖子のドラマ(風間杜夫が生き別れた父親で、重病で死んじゃうっていう話)でよく流れていた(たしか風間杜夫はピアニスト役でこれを弾いていたような)この曲に惹かれてしまったのです。「誰のなんて言う曲なんだろう」と探す術もなく途方に暮れていたところ、「世界ふしぎ発見」(だったと思うがホント記憶が曖昧)でこの曲がベートーベンのソナタ「テンペスト第3楽章」であることを知り、ピアノピースを買いに楽譜屋に走ったのです(この店がのちの義父の店であったことはなかなか面白い。)。シブい中2だったと言えます。そして半年後のピアノ発表会で弾く曲を決めるときに無謀にも先生に「これをやりたい」と楽譜を突き出したのです。前の年にモーツアルトの曲に決められて、これがイヤでイヤで(笑)しかたなかったので自分が弾きたい曲を持っていったのでした。とても繊細な曲で長いので、片手ずつじゃないと弾けなくて譜読みに相当時間がかかって苦労しました。そしてこの頃人生で1回目の激やせを経験してしまい(今は人生3回目・爆)、もう出られないんじゃないかとあきらめかけながらも何とか先生が仕上げてくださり、発表会で弾くことができたのです。
 当時のピアノピースはだいぶ色あせていますが今でも大切にとって時々思い出したように弾きます、が中2の頃より明らかに指が衰えています…






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Last updated  2007.10.06 19:12:43
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