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カテゴリ:つぶやき
昨日の朝襲った地震。「岩手県内陸南部」とはまさにうちのことです。数十キロしか離れていない、よく通る道が大変なことになっています。
私はと言うと、一昨日の午後から友人の結婚式に出るため那須に行っておりました。ですので地震を知ったのは那須の宿にてチェックアウトしようと荷物をまとめているところでした。何だかめまいがする?と思ったら地震。テレビでは震度6という数字とうちの地名が連呼されています。一番震度の大きかった奥州市江刺の夫実家に連絡するも全くつながらず。盛岡の実母にはすぐつながり、大丈夫とのことでした。東京の伯母から江刺はワイン1本割れただけで済んだ、という連絡が入りました。岩手の南部とは全く連絡がとれません。身内の無事がわかると心配なのは震源に一番近い自宅です。すでに厳美や須川は陸の孤島になったというニュースが。うちの留守電を聞きたくてもまったくかかりません。 しかしこの日は夫の友人の結婚式です。私たちは前泊しましたが、地震で新幹線はストップ。当日東京からやってくる人たちが気がかりです。晴れの結婚式に人が参列できないとあっては友人夫婦もお気の毒すぎます。家が気になりつつも今日岩手に帰る術はありません。予定通り行動するのみです。続々と安否を気遣うメールが届きます。もはや観光する気分ではなく、さまよって見つけた雰囲気のよさそうなカフェを見つけてメールしたりお茶飲んだりするほかありませんでした。 午後はいよいよ結婚式。やはり新郎新婦のご親戚の到着が遅れて大幅に時刻を過ぎて式は始まりました。そうとう気を揉んだことでしょう。式場のスタッフも手際よく動いてくれたそうです。頭の片隅に家のことはありましたが、お二人を祝福しパーティーを思い切り楽しみました。 2次会も終わって部屋に戻ると、気が抜けたのか頭の中は自宅のことばかりになってしまいました。体もくたくたに疲れているのにすぐ目が覚め、大切な物が壊れた夢なども見ます。テレビではうちからさほど遠くはない地域の惨状がずっと映っています。今日はお昼頃那須を発ってくる予定にしていましたが、どうにも落ち着きません。余震が強いのでまた交通がストップしても困ると思い、朝食のあとすぐ帰りたいと夫や彼の友達にお願いし、黒磯の駅まで送ってもらいました。黒磯・那須塩原とすぐ乗れたのでうちには12時半ころ着きました。このころ脈は相当はやくなっていたと思います。祈る気持ちで家に飛び込むと、普段とさほど変わらない部屋でした。一番ひどいのが寝室に置いてある机の上からテレビが床に落ちてへこみ、映らなくなったことです。そして生々しいことに目覚まし時計も落ちて電池が飛び出ており、8時43分で止まっていました。 今部屋を片付けて落ち着いたところです。時折真下からゴォーっという余震があります。うちは無事でしたが、大きな被害にあったところやライフラインが断たれたところ、避難所にいる方々のことを思うと心が晴れません。まさかテレビで市役所から避難所に向けておにぎりが出発する様子を見ることになろうとは。職場は相当古い建物なので被害も大きいようです。(理科室なんてどうなってることやら)しばらく余震に怯えることになりそうです。四川大地震のあと、週刊誌で国内の地震危険地域というのを見ました。宮城第1位、岩手第4位で最低限の準備をしなくてはと思っていた矢先のことでした。 心配して連絡くれたかたたち、本当にありがとうございました。心細いところにうれしかったです。 地震が起こるまでは初めて訪れた那須で楽しい時間を過ごしました。落ち着いたら書きますね。 【追記】平成の大合併によって一つの市がやたらと広くなってしまい、ただ「奥州市」と言われてもどこの区だかすぐわからなくて困りました。うちもそうだし、隣の宮城県栗原市もそうです。今回の地震は完全に山側宮城岩手秋田県境だということがわかってからは、まあいいけど、いつも地震速報で@@市ってでてもそのどこ?って言いたくなります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.15 23:17:16
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