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カテゴリ:はっぴーなひととき
地震が起こる前日の那須ばなしをもう少し。仕事を早退させてもらって昼すぎに新幹線に乗り、贅沢にも駅弁を食べ(記憶にないくらい食べたことがない)、郡山で初めて「なすの」に乗りかえ(いつもは「やまびこ」のみ)2時間ほどで那須塩原に着きました。車がなくては身動きとりづらいのでレンタカーで観光地エリアへ。駅からまっすぐ向かったのは3時に予約していたギャラリー瀧さんでの陶芸ろくろ体験。
陶芸はずっと前から夫婦でやってみたかったことの1つです。イメージは手先の器用な夫がすぐコツをつかんで熱中し、創作と言うものがまるでダメな私はよくテレビでろくろ回っているのに土がぐにゃぐにゃと崩れて「あーもー、やーめた」と早々と挫折する図。お店では早速何を作りたいか決め、ろくろか手びねりか選びます。しかし陶芸の工房まで来たらろくろやらないわけにいかないでしょう。「きびしいことも言いますよ」などと言われ更に「作りたい物の絵を描いてもらいます」と追い打ちを掛けられ、「え、絵かくの…?」とめまいがしてきました。(私の画力は過去の日記をひっくり返すと出てきます)「遊びに来たのになんでこんなに緊張するんだろう」すでに引き返したくなってしまいました。 しかし火蓋は切って落とされたのです。始めにご主人がやってみせたように土をこねますが、この土固くてびくともしません。全力でこねてるつもりなんですが「何やってんの、早く動かして」などとまだろくろも回してないのに怒られてしまいました。ちなみにこのご主人、絵に描いたような職人というか芸術家です。ヒゲ面でチェックのシャツにジーンズ。恰幅の良さも雰囲気出しています。 なんとかこねた(つもり)後、いよいよろくろです。ご主人が手の動かし方を細かく説明しながら茶碗を一つ作り上げました。緊張というかもはや恐怖でいっぱいなのに覚えきれなくて半泣きです。先に夫から始めてもらいました。私はまたも人がやるのを見ながらイメトレです。夫も初めての体験に苦戦し、容赦なく怒られていました。教えられた通りに手を動かすとおおよそ自分が作りたいものの形はできますが、そこから手を加えれば加えるほど予定の作品から遠ざかって行く気が…何とかビールを飲むためのコップを作り上げました。 いよいよ私の番。もう覚悟は決まりました(何の覚悟じゃ)。板に筆で作りたい物の絵を描きます。小ぶりのまん丸なお茶碗を描いたつもりでしたが「何、これ」と聞かれるしまつ。だから人前で絵は描きたくないのだ。最初は手が土に持っていかれそうになりましたがすぐに慣れました。2人が作る様子を見ていたので、実際自分が始めて見たら度胸が据わり、真ん中に穴をあけるところなんて鮮やかにできました。茶碗の形に口を広げて行くところまではうまく行きましたが、まん丸くしたいのにやればやるほど「立ち食いそばのどんぶり」のようになってしまいました。ご主人は女好きなようで、夫には厳しかったのに私には優しかったです。 穴あけがうまくいって調子に乗っているところ。手をキツネの形にして口からそっと手を入れて行きます。 何とか丸く形作りたいんだけど、どんどん白菜のように広がってヤケになりかけています。 縄で模様をつけることもできます(縄文土器みたいな?)が、ろくろ回した筋を残したかったので何もつけませんでした。上薬の色を選んでおしまい。あっという間に感じましたがたっぷり2時間かかりました。出来上がりは2ヶ月後だそうです。今度やったらもっとスムーズに形作りに集中できるはず。一回ぽっきりにしないで県内の窯にも行ってみたいです。 左が工房、右がお店 後日、奥様から電話がありました。住所を書いて来たので地震のニュースを見てびっくりして心配していたとのこと。お気持ちがうれしかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.24 22:48:55
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