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カテゴリ:季節を味わう
ひさびさに手にしたのが自分で買った山田詩子さんの「わたしの紅茶生活」。以前もご紹介しましたが、12ヶ月ごとのエッセイとティーフードのレシピになっている本です。何度となく読んでいるはずなのに、いくつかハッとさせられる文章がありました。
1月「七草がゆはもちろん、その日限定の食べ物がある行事が好きで、都合が許す限り守ります。(中略)1月は私にとって、食でジャポニズムを楽しめる絶好の時期です。」 これを読んで深く反省しました。季節を意識して…とか昔ながらの行事を大切に…とか言っておきながら、今年はおせち料理はおろか(実家に滞在するためという言い訳で)、七草がゆも鏡開きもやっていません。山田詩子さんはイースターとかクリスマスとかキリスト教の行事を重んじられる方のようですが、そのような方が言うからこそ、日本ならではの行事や食べ物は意味をよく考えて大切にしなくてはと思いました。1月は特に伝統行事に基づく食べ物が多いんですよね。コンビニ商戦にハマって2月にのり巻き食うだけじゃいけません。本当に反省です。まずは、旬の酒粕を手に入れて甘酒を作るところから?1月の酒粕は最高なんです。 それから、この本には大倉陶園のモーニング碗皿や、ヘンデルのメサイアなど私にとっても大切なものが登場します。大倉のカップはあのピンクをお持ちだそうで「目線は大正時代の日本人が思う西洋風。わざとレトロにしているのではないことが、好きな理由の一つ」という文に深くうなずけます。大倉って洋風でも和風でもない、それこそ皇室の雰囲気がただよう気品があるのです。我が家には白いモーニング碗皿だけですが、かわいいピンクもぜひ欲しいところ。 そして紅茶屋さんですので当然紅茶の話も出てきます。 紅茶との付き合い方は1年中あれこれ楽しむより、こんなふうにベストシーズンの紅茶をある一定期間『そればっかり』飲むのがいい、と思います。1月は大方ダージリンばかり飲んでいます。 もともと紅茶をまんべんなく飲むのではなく、ウバの季節ならウバに一茶入魂で飲んでいるから、この時期(9月)はやっぱりウバにこだわります。 この感覚も同意!っていう感じです。12月のアドベントティーは別として、紅茶はできるだけ旬のものを飲みたいし、おいしければ毎晩でも飲みたくなってしまう(だからアレンジをあまりしない)。新しい年になると、早くも春のヌワラエリヤやニルギリが待ち遠しくなります。 気軽なエッセイなのに、こんなにも気づかされることがありました。最近は季節の食べ物はおろか、夜の紅茶もラクラクティーバッグでじっくりリーフからいれることがありませんでした(ティーバッグもシレットさんので美味しいからなんだけど)。アンテナを張っておくことや、外から刺激を受けて生活に潤いを持たせること、なにより自分の意識が大事だよなあなんて思った次第です。 わたしの紅茶生活 山田詩子 そして子ども向けのこの本がものすごく勉強になります きせつの図鑑(小学館の子ども図鑑プレNEO 長谷川康男 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.01.20 18:49:19
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