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荘子の内篇 斉物論で出会った。
ありふれたことであっても、いや、 ありふれたことだからこそ、聞きたいときがくる。 偉い人間なんていなく、 馬鹿な人間もいない。 そもそも、いるもいないも、どうでもいいことで、 混沌の中に現れているかに見える肉体と魂。 虚空だからこそ、こうしていられる。 なにもしていなくても、こうしていられる。 宇宙の向こうは、有りもしなく、無くもない。 人間は知ることができない。 そうじゃないか? いつもやんちゃな兄が小学5年生のときに、 母と小学3年の私を前にして、 その話をある夜、真剣に食卓でしていたという。 私はというと、その日のことや学校のことや自分のことで 精一杯だっただろう。まるで今のように。 ようやくここ数年で、まだまだだけど、分かりはじめてきた気がします。 なんとも言えないものをいつまでも胸の内に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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