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当時の音楽家で、ニコロ・パガニーニの演奏を聴いて影響を受けなかったもの一人もいない、と言っても過言ではない。(志鳥栄八郎)
音楽家になろうか迷っていたシューマンは、パガニーニの演奏を聴いて決心したという。 フランツ・リストも影響を受けた一人だった。 「自分はピアノでパガニーニなるか、気が狂って死ぬかだ」と、 言ったと伝えられる。 その言葉の通り、リストは、ピアノのヴィルトゥオーゾ(名手)になり、 リスト以降リスト以上のピアニストは出ていないといわれるほどになった。 彼の作曲した曲は、もっとも弾くのが難しいともいわれる。 リストは、パガニーニの曲をピアノのために編曲した。 「ヴァイオリン協奏曲第二番第三楽章 La Campanella =鐘=」からの編曲は、日本では特にフジ子・ヘミングの演奏が有名である。川の浅いところでたくさんの小石の間をするすると抜けて流れていく秋の落ち葉のような曲だ。 パガニーニの24のカプリース、第24番イ短調をもとにした「パガニーニによる超絶技巧練習曲集 第6番 イ短調」は、一台のピアノとは思えないくらいの豪華な曲。ラフマニノフなども編曲している。 愛の夢 第三番変イ長調「おお、愛しうる限り愛せ」 は、ショパンのノクターンに影響を受けたとされる。 上の二つとは性格が違い、おとなしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年01月31日 16時12分31秒
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