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たいてい地獄は地下にあると思われているが、ひとつだけ、今いる場所が急に地獄に変わってしまうことがあるという。それが孤独地獄だそうだ。
芥川龍之介もこの地獄に随分と悩まされたようだ。この地獄に付きまとわれてしまうと、最後は死ぬしかないようなことが、この作品には触れられていた。そして芥川龍之介も亡くなったのだろうか。 孤独地獄の恐ろしいところは、たった独りでいるときも、大勢の中にいるときも、人と仲良く幸せなときも、どんなときでもポカンとあいた穴に嵌ってしまうかのように、どんなところでも突然やってくる。 孤独地獄の住人は、些細なことで、疎外感をもち、傷つきやすくなり、虚無感をもち、自己嫌悪に陥りやすくなる。「安心」を執拗に求めるばかりに、何もできないか、余計なことをしてしまい、自分を傷つけ、人を傷つけ、不安というチェーンにぐるぐる巻きになる。 私自身も破滅するなら、この孤独地獄だろうと思う。そのなる前に何かをしておきたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年12月13日 17時07分42秒
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