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水商売を始めて、来月で4年になる。
大学に通いながら、どっちが本業なのかと思うくらい働いた。 そして、あっという間に大学を卒業した。 旅行にも行かず、いつ指名のお客様が来るかわからないから、長い休みは毎日出勤した。 学生ながらナンバーに入ったことも何度もあった。 しかし、最近は指名が減った。 増えていかなければならないのに、なかなか思うようにお客様が来ない。 本指名50本からなかなか進まない。 昔からそれだけが越えられない。 本部長に相談した。 あたしの病気のことは社長はもちろん、男性スタッフみんなが知ってるし、心配してくれている。 長い間話した。 あたしがすべきことは、初心に戻ること。 笑顔でいること。 お客様と向き合って話すこと。 あたしは4年間で何を得た? 何を見てきた? ヘルプでもフリーでも、お客様を楽しませている? 4年のうちに、病気のせいにして疎かにしていたかもしれない。 とにかく今は、心を込めて手紙を書こう。 ありきたりの文章でも、気持ちを伝えよう。 4年間働いて、何千通も書いた。 授業中に書いていたこともある。 自信を持とう。 いい意味で後は振り返らない。 笑顔で輝いていよう。 くすんだダイヤモンドなんて誰も買ってくれないから。 鬱で辛いときもあるけど、鬱なりに笑顔を出そう。 無理ならば聞き役になろう。 本部長も店長も、あたしを初めて見たときから『こいつはできる』と思ってくれたらしい。 一番は、すぐそこにあるのかもしれない。 黒いドレスだって、もう少しで着られるはず。(月に指名50本以上取れば黒いドレスが着られる) 自信を持て。 さぁ、タイムカード押した瞬間からキャストに変わる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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