★　茶々虎姫（♂）の『なんとかなるさ♪』　★

☆先日、妻と伊豆の小浦港と下田へ釣りに行ってきました。
気分転換目的で出掛けたのですが、これが大変な釣り旅になろうとは･････

土曜日の早朝に家を出て、片道２００Ｋ以上をノンストップで現地入りしました。
最初は西伊豆の小浦港での釣り開始でしたが、とにかく暑い、熱い、あつい！！
こんな日に限って、キャップ（帽子）を忘れ、黒いＴシャツなんぞ着ていってしまいました。
開始から数時間･･･　超ミニカサゴやミニカワハギは釣れるものの、中型～大型のお魚は全然きません。
妻も、熱さと、度重なる根掛かりで苛ついている模様。
ストレス解消で釣りに来た俺も、やがて釣れない状態に苛立ちはじめ、やる気も失せてきました。
更にあまりの熱さから熱中症の様な状態になってしまい、脱水症状を防ぐため近所の自販機でミネラルウォーターを購入し飲みまくりアタマに掛けまくりましたが、直後激しい頭痛とめまいが襲ってきました。
結局、ほとんど釣果のないまま、夕方には小浦港をあとにしました。

下田のファミレスで、つかの間の休息と夕食をとり、夜９時頃から今度は下田のフェリー乗り場でリベンジ戦に入りました。
アタマの上では満月が輝き、風も波も静かです。
桟橋からの投げ釣りでしたが、ここでも小浦同様に小物の外道ばかりが釣れてきました。
その間、妻は中型の鯛をＧＥＴしています。
ここで一発、大物を釣らなくては負けてしまう！（夫婦で勝負！？）と強いプレッシャーばかりが掛かりました。
そんな午前２時、俺の竿が大きくしなり、海中に引きずり込まれそうになりました。
『キターッ！！』　この引きは以前大型のヒラメを釣った時と同じ感触♪
期待に震える心を抑え、ゆっくりと、慎重にリールを巻きます。
やがて水中から、細長い魚影が姿を現しました。『よしっ！！』
引き上げてみてビックリ！！　それは体長５０センチほどのサメでした！！　小ぶりで種類はわからないけれど、まぎれもなくサメです！！　釣り上げられたことと、口に掛かった針に怒っているのか、地べたでビチビチと大暴れています！！
『仕掛けを外して海に帰してやんなよ』と妻は気軽に言いますが、俺は『針が取れねぇよ！指食いちぎられたらどーすんだよ！』と動揺しまくり。
結局、サメの体をタオルで巻いて押さえつけ、針外しで慎重に針を外すことができました。
やれやれと思い、そのまま海中に戻そうとしたら、今度は巻いたタオルが取れない！
極度な鮫肌の彼の体はタオルから離れませんでした。
それから十数分、暴れまくるサメをなだめながら、ようやくタオルを外すことができ、彼を海に帰してやりました。
サメとの葛藤中『うぉぉっ！』『ぎぇ～っ！』と深夜に奇声を発している俺を、妻は始終冷ややかな目で眺め、『ヘタレだねぇ～』と一言。
じゃあ、お前が外してみろっ！！　ヤンキーは平気な俺だって、サメは怖いよっ！！！

結局その後は、サメの祟りなのか、まったくお魚が釣れませんでした。

翌日曜日の午後に無事帰宅。延べ３５時間、無睡眠で幕を閉じた日帰り釣り旅行でした。
結果は出せませんでしたが、それなりに楽しく、ストレス解消もできました。

ただ残念なのは、帰宅後『サメに怯えるヘタレおやじ伝説』が、我が家の子供達に継承されていったことです。