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昨日、渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催中の【スーパーエッシャー展】に行ってきました。 来週13日(土)までの開催でしたし、悪天候でしたのできっと空いているだろうと思い土砂降りの中出掛けてみたのですが・・・会場は大混雑でした。 チケットを購入するだけで30分待ちの状態。前売りを買って置いて正解でした。 各展示室も人だらけで落ち着いて鑑賞できる雰囲気ではありませんでしたが、予想外な会場規模と179点もの展示作品は十分満足できるものでした。 俺が始めてエッシャーと出会ったのは、子供の頃に読んでいた”少年マガジン”の特集記事でした。 いわゆるだまし絵に目を奪われ、心を躍らせた記憶は今でも鮮明に残っています。 昨年のダリの時ほどの感動は受けませんでしたが、どうしても生で観たかった”上と下””滝””描く手””メビウスの輪?(赤蟻)”などが鑑賞できたことは大満足でした。 また、作品”階段の家”に描かれている異様なキャラ”でんぐりでんぐり”が半世紀前以上に創造されていたことにもエッシャーの感受性と空想力の凄さを感じました。 M・C・エッシャーはトリックアートの草分け的存在に見られがちですし、実際俺も今回の展覧会を観るまではそのイメージを強く抱いていました。 ところが、リトグラフだと思っていた作品の大半が木版で制作されていたことを知り、芸術家以上に天才的な職人技にただただ感心してしまいました。 エッシャーは画集を持っていなかったので、帰りに即買い。 それと記念に、俺の誕生年月に制作された好きな作品のひとつ”上昇と下降”のポストカードを購入してきました。 これまで、キースヘリング、サルバドールダリ、MCエッシャーと念願作家の展覧会が観てこられたので、あと残すところは”ルネ・マグリット”のみです。 関東近郊で開催してくれることを心待ちにしています。 ところで・・・ 数年ぶりに渋谷の街を歩いてみたのですが、すっかり様変わりしていて驚きました。 渋谷は高校時代の頃からの中心的な遊び場でした。 センター街奥のディスコ(クラブじゃなくて!)や井の頭線脇のビリヤード場には毎週出没していましたし、連日行き付けの飲食店なども多数ありました。 当時は『ここは俺の街』と想える程、渋谷は居心地が良く、愛着を感じていました。 でも、20代中頃から少し生意気になった俺は、遊び場を六本木・麻布・銀座方面に移し、渋谷はすっかりご無沙汰してしまい足を踏み入れることがなくなっていました。 その間に馴染みのお店は次々と無くなってしまい、チーマーやギャングの出没と共に環境と世代も代わってしまいました。 昨日はエッシャー観賞後にタバコが吸いたかったのとお茶が飲みたかったので、散歩がてらカフェを探してみました。 小洒落たカフェは何処も満席or禁煙で、しかたなくドトールで妥協・・・ なんで渋谷まで来てドトール!? ちょっと哀しい気分になってしまいましたが…エッシャーも楽しめたしまぁいいか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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