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テーマ:最近観た映画。(40140)
カテゴリ:DVD鑑賞(感想)
簡単なあらすじ
3組のカップルの愛を描いた作品 ところどころですれ違い 同じ時期に進行している物語だとわかる 幸せな恋人同士だった佐和子(菅野美穂)と松本(西島秀俊) しかし社長令嬢との結婚のため、松本は佐和子を捨てる 佐和子の自殺未遂 佐和子は精神的に壊れてしまう。 松本は佐和子のもとへ戻り 互いを赤い紐でつないで、ふたりはあてどなく 彷徨い続ける。 感想(ネタばれあったらごめんなさい) 北野武作品は初めてです 驚いたのは台詞の少なさ、色彩の豊かさ。 とても綺麗に日本の四季を描いています。 そして女優菅野美穂さんの演技力 表情の豊かさ。 彼女の表情がこの映画の行方をも握っているように思いました そして何度かこの表情で涙しました。 改めて女優さんとしてすばらしいなと思った人。 自分を見失ってしまった彼女を 取り戻そうと旅に出る 「繋がり乞食」とみたてられた 赤い糸 彼女がいなくならないように 赤い紐で自分とつなぎひたすら歩く姿 自分たちの思い出をつなぐ場所へ 彼女は自分を取り戻すことができるのか 理不尽に思う人も多い作品かなと思うけれど ちゃこは全然大丈夫でした 乞食なのになぜあんなに綺麗な服を着ているの? なんて感想が多そうだなと思った(笑) ちゃこは気にしません 逆に幻想的で引き込まれてしまうタイプ 四季にあわせた色合いの服に身を包まれ すごく素敵でした 台詞が少ないので かなり表情や動きから読み取らなくてはならない作品 自分で感じる作品 十人十色の感じ方ができるのかもしれない 映画としては異色な感じでした 他の2組のカップルともところどころで すれ違い同じときを共有しているのがわかりました 盲目的で破壊的な愛 壊れてしまうおもちゃや 踏み潰された蝶々にそういうものを 絡め表現している感じがしました 人は脆い そして儚い ラストは衝撃的でした これでいいのか?と思ったけれど 北野武監督は 人の死に際をどう描くかという テーマがあったのかもしれない 他の作品も見てみたいなと思います お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.03.12 12:49:51
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