焦っていた自分
ずっと日記をさぼってしまいました。桜の季節以来です。福祉業界に転職して1年、なんとか自分なりに精一杯やってきました。やりがいもあり職場の人間関係も良好で、「自分は本当に幸運だ」と思っていました。しかし、資格や経験がものをいう世界だけに、駆け出しの僕に与えられる報酬は、同世代のサラリーマンの足元にも及びません。「なんとかなるさ」と言い聞かせて暮らしてきましたが、「やばい、このままでは家族を養っていけない」という不安にかられてしまいました。好きな仕事を選び、今の職場を選らんだのは自分の責任。今更後悔しても・・・・。さて、どうしよう。そんな気持で4月を過ごしていました。好きな道を突き進むには、いろんな障害があるな~とこの年になって実感しました。恥ずかしながら手取り収入の半分以上が家賃、その残りで公共料金や通信費・医療費などを支出すると、可処分はありません。食費や雑費は、嫁さんがOL時代に貯めてきたと思われる貯金で補填してもらっているような状態です。お金に窮すると夫婦喧嘩になり、お互いが相手のために一生懸命やってることが、いつのまにか相手のせいになって険悪なムードに幾度もなりました。よーくかんがえよ~お金は大事だよ~♪なんてCMソング僕は、嫌いなんです。お金より大事なものがある!という信念が今まで自分を支えてきたからです。でも現実は厳しい。生活に必要な最低限の収入すらないために、あせらずのんびりあるがまま生きていこうという心のゆとりがもてなくなってしまったのです。「何とかしなければ・・・」という焦りが日増しに強まり、高収入を目指して転職するかどうかまで考えました。そんな時、田舎の両親の顔が浮かび、今の実情を正直に話そう。恥をしのんで助けを求めようと決心しました。年金暮らしの親に金銭的援助をしてもらうなんて、いい年して恥ずかしいです。が、頼るところは他になし。父から「いつまでもあると思うな親と金!」「よーく肝に銘じておけ!」と言われましたが、結果的に僕の月収の何倍ものお金を工面してくれました。ほんとうに助かりました。焦っていた自分を救ってくれたのはお金?皮肉なことです。この年になって親のスネをかじるなんて恥ずかしい・・・そういった気持ちと同時に親の愛情を裏切らない人生をあゆまなければ・・・。そう自分に言い聞かせました。もうすぐ6月。梅雨の訪れの前に、こころに希望の光が差し込むいい話が出てきました。直属の上司から「福祉分野のエキスパートとして、正規職員登用の推薦をしている」とのこと。契約社員から正社員へのハードルはかなり高いらしく、1年やそこらで登用されることはまずないことだそうです。今回は、直属の上司(福祉用具事業管理者)・訪問介護管理者・通所介護管理者の方が全員一致で人事に働きかけてくれるとのこと。ありがたいことです。ひたすら感謝、感謝。でも試験があるらしい。プレッシャーです。あせるな~。