テーマ:★シュタイナー教育(259)
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シュタイナー学校では、
1年生から棒針編みをする。 そのために、純毛の毛糸は必需品。 化繊じゃダメなのです。 自然のものから作られたものには、魂があるから。 編物そのものの過程も、 柔らかなウールに触れることも、 セラピーの一部でもあるから。 今度1年生の担任になったのは、 ベテランだけどまだ若い、素敵な先生。 高感度抜群。 アメリカから旦那さまと一緒にやってきた。 彼女が言う。 「何で、ウールが手に入らないの! どこの店へ行っても化繊しか売ってないじゃない。イギリスなんて、羊ばっかりなのに!」 彼女の言葉を聞いて、笑っちゃった。 だって、私も、2年前、全く同じことを言ってたもの。 そうなんです。 日本にいたころは、 毛糸と言えばイギリス製のものを使っていたし、 寒いイギリスと、ウールの毛糸やウールのセーターは、 切っても切れないものだと思っていたのに。 イギリスに来れば、 素敵なウールが選り取りみどりだと信じていたのに。 毛糸は見つからないし、 見つかってもアクリルか合繊だし、 服だって、ウール100%なんてあまりないし。 そこらじゅうにいる羊さんたちのウールは、 日本をはじめとする外国へ輸出されてしまうのだそう。 上質のウールのスーツとか、 昔のイギリスにはあったはずなのにね。 古きを守るイギリスも、 ウールを着る習慣は守れなかったようです。 寂しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月15日 06時35分05秒
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