カテゴリ:シュタイナー
手作りするとき、
できるだけ身近な材料を使いたいと思う。 庭や野山にある木、 海岸に落ちてる流木、 その辺で拾った、石や木切れや幹やツル。 地球の裏側で取れた材料を輸送して何かを作ることは、 子どもにとってはとても抽象的なこと。 それから、 もう作る直前まで準備がしてあるような素材を買ってきて、 そこから作るのも、とても抽象的。 そうじゃなくて、 木だったら、その木を見て、 そこから木を切り取るところから、 子どもたちには見てもらいたい。 例えば、 材木屋さんで買ってきた、四角い木材。 そんな状態になるには、人の手がかかってる。 人が働いて、四角い木材ができたと言う事実を、すっ飛ばして、 ただ木材を与えて、何かを作ろう、とは言いたくない。 といっても、 身の回りで手に入る素材は、ごくごく限られているので、 限られたものしか作れないのだけど。 それでも、できるだけ。 庭のサクラの木の枝を、 切り出しナイフで削って、すりこ木を作った。 丁寧に丸く削って、やすりを掛けて、 オリーブオイルを塗って仕上げた。 自分で作ったというだけでなく、 自分の家の庭のサクラだと思うと、 もっともっと愛着が湧く。 そして、今日、作ったのは、これ。 学校に生えてた、ツル性の雑草を収穫して編んだカゴ。 芯に使ったのは、サクラの小枝。 収穫できた材料もごくわずかだったから、 小さなカゴができただけ。 材料がカゴに適したものではないから、 作ることができる形にも限界があるし、 あまり長持ちはしないだろう。 それでも、買ってきた材料とは違う味が出る。 まだ生きたツルだから緑色も鮮やか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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