カテゴリ:つぶやき
素材の味は大事。
素材の味がよければ、それだけでご馳走。 野菜も、魚も、お肉も、そして調味料も。 素材がよければ、特別な、味付けなんていらない。 近頃、素材の味、新鮮さを求めて、 自家製豆腐をつくり、 かつおぶしを削り、 味噌を仕込み、 麺を手打ちし・・・等々 色々やっているのだけど、 この世界、とどまるところを知らず。 ドイツから帰ってから、 ドイツで食べた新鮮なバターの味が忘れられず、 (義母いわく、「これ、スーパーの一番安いバターよ」) イギリスの普通のバターなんて食べてられなくなった。 だから、バターも、週2回は手作り。 こうやって、出来るだけ手作りをしていると、 便利な生活の代償がいかに大きいかってことを痛感する。 豆腐だって、かつおパックだって、 売られてる味噌だって、 乾麺だって、バターだって、 買ってくれば簡単。 できあがって売られている食材に慣れてしまった舌は、 味にも鈍感になる。 ほんとの美味しい味を忘れてしまう。 それだけじゃない。 劣った味を補う為に付け加える、添加物の数々。 栄養にも鈍感になるし、 季節の流れからも意識が離れる。 手仕事をしなくなった代償は、 思考の働きが鈍化し、 精神世界から遠のき・・・、 いや、こんなマニアック(?)なことは言わなくても、 手仕事しないが故に起こる能力の低下は、 手仕事する人なら感じ取れると思う。 いや、いや、 理屈なんてなんでもいい。 便利さをとったが故に、 美味しいものを食べられなくなった。 それだけで、十分、大きな代償。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月22日 00時21分06秒
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