カテゴリ:シュタイナー
平等にするってことは難しい。
人間関係でも、育児でも、学校でも。 例えば、うちの子たちの場合。 長男は、ちょっと強い口調で言われると、 ショックで泣き出す。 ちょっとしたことで、本当に傷ついてしまう。 私も同じだから、痛いくらいによく分かる。 次男は、大声で叱られても平気。 全く違うこの二人。 同じ叱り方をして、 一人は深く傷つき、 一人は平気。 そんなの平等じゃない。 一人に罰を与えたとする。 もう一人が同じことをしたら同じ罰を与える。 ・・・・っていうのは、平等じゃない。 子どもひとりひとりのあり方が違うから、 一人一人に合わせた叱り方、諭し方、愛情のかけ方をする。 それこそ平等だ。 同じことをするのが平等だと思われているのは、 同じことをするのが一番簡単で、 一人一人に合わせた対応をすることがとても難しいから。 それだけのことだ・・・と思う。 実際に、 学校のような、 多数の人間に対応しなければならない場では、本当に難しい。 社会でも、何らかの団体でも、 やっぱり難しい。 シュタイナー学校では、 生徒の家庭の経済状況に合わせて、 払える額だけの学費を払う。 貧しい経済状況ならば、少なく払い、 豊かな経済状況ならば、多く支払う。 スタッフのお給料も、 お金がより必要な家庭状況であれば多めにもらい、 あまり必要でないならば少なめにもらう。 というのが、理想としてはあるのだけれど、 やっぱり実現が難しくて、 多くの学校で、この方針を断念している。 でも、せめて、 自分の子どもたちには、平等でありたい。 ・・・・と、毎日悪戦苦闘する私。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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