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テーマ:ラテンだよ!全員集合!(251)
カテゴリ:ラテン音楽
にっぽん全国3000人くらいはいるであろう、BACHATA好きなみなさん、こんにちは。
こんな人気投票発見。 Resultados de la Encuesta "Cual es tu Bachata Favorito" あなたの好きなBACHATAアーティストアンケート結果。 ただし2002年のものなので古いです。が、だいたいの傾向はつかめているかと思うので載せておきます。 ただ、やっぱりその時、アルバムを出しているかいないかで順位にけっこう影響あったと思いますが。 1 Aventura 2 Anthony Santos 3 Elvis Martinez 4 El Gringo de la bachata 5 Frank Reyes 6 luis Vargas 7 Joe veras 8 Raulin Rodriguez 9 Yoskar Sarante 10 Zacarias Ferreira 1位のAventuraはダントツでした。やっぱり。 が、しかし!私のラウリンが・・・8位だなんてぇ~。 ラウリン好きな私としてはがっくり。 Bachata、好きだけどどれを聴いていいかわからない・・と言う方はとりあえず、このランキングに入っている人からはじめるのもお勧めです。 さて、そんなBACHATA。日本でも人気が出つつあると言っても まだまだ一部の人だけだと思いますが、ほんの少しだけBachataという音楽を現地在住の強みを生かし(爆)語ってみます。 何回か書いたとおり、Bachataという音楽はもともと地方の農民、庶民の音楽です。なので、ドミニカ共和国の首都でありカリブ海エリアきっての都会(と思い込んでいる)であるサントドミンゴっこは都会派であるがゆえ、Bachataを好まず、またワンランク低い音楽としてみなしてきました。 サントドミンゴはMERENGUEの首都でもあるのです。 そんなBachata,地方では絶大なる人気を誇っていましたが、所詮は「田舎もんの音楽」「場末」の音楽として扱われてきました。それが、いまやドミニカ共和国のみならず、世界で認められつつあるのです。 どうしてか? 大きく分けて2つ理由があるように思います。 そこで第一次Bachataムーブメント それはJUAN LUIS GUERRA! ドミニカ共和国で、全ラテンアメリカでもっとも優れ、尊敬されているミュージシャンの一人である彼の大大大ヒット作「BACHATA ROSA」 このアルバムによって全世界にBACHATAという言葉が広まりました。厳密に言うと、BACHATA ROSAはBACHATAではありません。が、BACHATAのエッセンスを取り入れたこと、かつタイトルがBACHATA ROSAとBACHATAとついていたため、今までマイナーだったこの音楽が世界的に認知されました。 それから数年。第二次ムーブメント。 それはAVENTURAの登場でしょう。やっぱり。 彼らはBACHATAの野暮ったかったイメージを一新。BACHATAをおしゃれでかっこよく変身。そして、ルックスのよさ、アメリカの雰囲気を盛り込んだBACHATAには女の子のハートを鷲づかみ。 彼らの功績はとても大きいと思います。それ以降、おしゃれなBACHATAが意識的に世に送り出され、いまやMERENGUEよりも熱いのはBACHATAでしょう。 が、しかし。 私はAVENTURA、とっても好きです。でも、彼らの音楽性はいわゆるBACHATAとは異なるものだと思っています。 私がBACHATAが好き!と言うときそこのはAVENTURAは含まれていません。 以前みたあるTV番組。CUBAのかなり高齢と思われるミュージシャンがこんなことを言った。ニューヨークなどで活躍するアメリカ生まれまたはアメリカ育ちのキューバ人(系)ミュージシャンが演奏するキューバ音楽に関してのコメント。 「毎日HABICHUELAくってないやつにキューバ音楽はできない」 じいちゃん。かっこいい。 ちなみにHABICHUELAとは豆のこと。キューバやドミニカ共和国では煮豆を毎日食べます。国民食です。 つまり。音楽とは演奏するものではなく、自分自身の中から生み出されるものである よくラティーノが言うところのSE NACE・・とじいちゃんは言いたかったのだと私は思う。 私もHABICUELAくって、PLATANO(甘くないバナナ)くって、 YUCA(キャッサバ)くってる。私は残念ながら(笑)ミュージシャンではないけど、この国に住んでいるからこそのBACHATAを知ることができた。 AVENTURAを非難しているわけではありません。私大好きです。でも、私の思うBACHATAはドミニカ共和国の海の波の音、COCO(ココナッツ)を切るMACHETE(鉈)の音、PLATANOをいっぱい積んだロバの蹄の音にシンクロしたものです。 これはドミニカ共和国から生まれ出るものなのです。 アメリカっぽいおしゃれな雰囲気や英語のフレーズなんていらないのです。 私はそんな土着的(?)BACHATAが好き。BACHATAは決しておしゃれな音楽ではありません。そこがいいのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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