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テーマ:ラテンだよ!全員集合!(251)
カテゴリ:ラテン音楽
ここのところBACHATAの話題ばかりでMERENGUEの話を書いてなかったので今日はMERENGUE!!
FULANITOのEL GENERALISIMOのビデオみましたか?いやぁ~、びっくりしました。本当に。だって、まるで私が撮影シーンを選んだかのよう・・それくらい「私の中のサントドミンゴ」が描かれています。 みなさん、ぜひみましょう。あれがサントドミンゴです。 普段私が生活しているところ。・・それにしても、一番びっくりしたのは本当に観光的にもまったく有名ではないある裏路地。そこにサントドミンゴの旧市街を見渡せるちょっとしたポイントがあるのです。そこも出てくる! それから以前日記にも書いた「瓶の上で踊る」シーンも最後のほうに出てきます。「瓶ダンス」とはビール瓶の上にのって、その上で激しくメレンゲをくるくる回りながら踊る離れ業です。ラテンアメリカではビール瓶は踊りの重要アイテム。その瓶ダンス・・撮影されているのはもう私のしょっちゅう通る道。いつ撮影したんだ??さて、EL GENERALISIMOが何のことかわかったあなた。 ドミニカ共和国検定5級合格。 あと、あのドミニカ共和国国旗が映るシーン。私はあの巨大国旗の前を通るといつもなんだか自分がドミニカ人になった錯覚を覚える・・。とかなんとか言ってメキシコに行くと今度はメキシコ人になるんだけど。 FULANITOは数年前デビューアルバムが大ヒットして日本にもツアーで行っているくらいだから日本でもけっこう人気があるのではないかと思う。 私もFULANITO好きなんだけど、何がいいかと言うと彼らの音楽のベースはPERICO RIPIAOだから。PERICO RIPIAOとはアコーディオンを主体にした古典的なMERENGUE のこと。 PERICO RIPIAOはドミニカ共和国を代表する音楽でPERICO RIPIAOが好きじゃないドミニカ人はいないと思う。私も大好き!PERICO RIPIAOを聴くと血が騒ぐ。じっとしていることはまず無理(笑) PERICO RIPIAOとは直訳すると「皮をむかれたオウム」・・・生生しい。 なぜこういうのかはまた今度書きます。 ドミニカ共和国では一般的に語尾がDOの場合、Dが脱落します。なので正式なスペイン語ではRIPIAO じゃなくてRIPIADOとなります。 私は結構最近まで恥ずかしながらMERENGUE TIPICOとPERICO RIPIAOは同じカテゴリーだと思ってました。が、しかし、同じにしてはいけないのですよね・・。PERICO RIPIAOはCIBAO地方の音楽です。ここが違うのです。 やっぱりドミニカ共和国を知るキーワードはCIBAOなんでしょうね。 CIBAOは第二の都市SANTIAGOを中心にした穀倉地帯。 ものすごい郷土愛のつよいエリアで日本で言う関西地方ですね。いろんな意味で。ちなみにCIBAO弁はすごいです。本当に。同じスペイン語をはもはや言えないくらいわからない。 PERICO RIPIAOといえば映画もあります。もう、この映画、ドミニカ語がわからない人が見てもまったくわからないでしょう・・・。この映画、完全に理解できたらドミニカ共和国検定2級合格でしょう。・・強烈です。でも、なかなかおもしろいし、すごくドミニカぁ~って感じで私は好きです。日本で手に入るのかどうかわかりませんが、こちらではDVDも最近出ました。ちなみにドミニカ人の監督がドミニカ人の俳優を使ってドミニカ共和国ないで撮影した映画は今まで10本もありません。そういう意味も貴重な映画です。 話は音楽戻って・・。 もうひとつ、サントドミンゴだぁ~というビデオ。RAFFY MATIAS のSUBE PA’ BAJO ・・これはけっこうサントドミンゴというかドミニカ共和国の貧しい部分にスポットを当ててます。こういうビデオは珍しい。この国ではHUELGA(ストライキ)がしょっちゅう。正確に言うとこれはHUELGAじゃなくて MANIFESTACIONといわなければならない・・けど、ドミニカ人はみんなHUELGAって言うんですよね。 ま、そのHUELGAでは道路でタイヤ燃やして交通遮断してしまいます。その辺の車とかも燃やすし、激しいHUELGAの時は死者もでます。・・そういえば去年のHUELGA GENERAL(ゼネスト)のときも結構死者でて日本でもニュースに流れてたそう。その、HUELGAシーンなんかもこのビデオには出てくるのでこちらの雰囲気が違う意味で少し垣間見れるビデオです。 ただ、RAFFYがいい車に乗っているところとか説得力ないけど・・。 BACHATAも大好きだけど、PERICO RIPIAOがやっぱり大好き。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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