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茶楽人の茶の湯

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2006年07月19日
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歯を食いしばってバイクに乗り、恐怖は心の中に押し込めてモントリオールのダウンタウンに到着。ランチを何にするかと考えて少しフラフラしつつもインドとベトナムと日本が混じったようなお店に入る。

私は先日日本で食べたタイ風カレーが食べたくてそれを注文。しかし、味は日本でのほうが数段おいしかったし、思いのほか良が多かったので食べきれずに残してしまった。

そして、お土産を買うのにあちこち見てみるけれど、なんだか寂れた街にしか私には写らない。ここにもある100円均一のようなお店、ワンコインショップ。こここそは、と期待して入ったけれど、気に入らない。そうこうしているうちに眠くてたまらない。時差ぼけの精です。イスに腰掛けて寝ることに。5分くらい寝てさてまた出発。

ちなみにその週はF1があるらしくハードロックカフェがある通りには、F1を宣伝する旗や盛り上がりを取材するテレビ局がレポートしている風景に出会いました。

このダウンタウンではカナダの国旗のボールペンやモントリオールのTシャツを買ってひとまずお土産探しは終了。

その後またバイクに乗って出かけた先は”モンロワイヤル”という公園でした。小高い山の上にまでバイクで出かけ、モントリオールの町並みを見下ろしましたが、白い鶴のような建物がモントリオールオリンピックのドームと分かりました。残念なことにこのドームは今は使われていないということでした。

そうそう、カナダの国旗がメープルであること、メープルシロップがとても有名なこと、それはこのモンロワイヤルでつくづく分かりました。メープルの樹が自生している様はそれはそれはたくさんあり、なるほど国旗にもなることと思いました。そして、マクドナルドのMのマークにもそのメープルのマークが入っていました。


さて、今日はお茶の話題も。山本翠松先生とイジイジ塗り。

昨日うちの先生の紹介で山本翠松さん宅にお邪魔しました。桑名市無形文化財になられた漆工芸塗師でいらっしゃいます。うちの先生はことあるごとに、翠松さん、翠松さんとおっしゃり、いぜんホテルのロビーで立礼茶会をした際も、3月でしたので翠松さんに依頼してたち雛の棗を作っていただいたり、また先日は茶懐石の際の椀物をうちの流派のものを再現して作成していただきました。うちの流派のものは芸が細かいので手間も費用もかかります。(なかなか私たちには手が出ないものが多くて難儀です。)

そして、このたび山本翠松さんが無形文化財になられたお祝いでの引き出物に出された、菓子器もお稽古で使ってくださっていて、それがとても美しいのです。手のひらよりも小さいくらいの、高台付の丸い器です。真ん中は黒くまわりは緑、そして縁取りは赤です。緑の部分はイジイジ塗という技法で模様が付けられています。なんて斬新な色使い、翠松さんのオリジナルなんだと勝手に決め付けていました。

しかし、これが私の勝手な思い込みと分かりました。というのはかぶら盆や桑名盆(どちらも同じものを指しますが)はもともと足つきのお膳でした。先ほどの菓子器の大きなものと考えても良いと思います。そのお膳の配色とイジイジ塗が桑名盆でした。

そこには草木や果物の絵が書かれていたのですが、文政時代に幕府に献上をと考えた藩主がそのころ活躍していた谷文晃にかぶらを描かせて献上したのが、かぶら盆の始まりだということです。今、私たちが普通に思うかぶら盆は、足つきのお膳の足がとれ、緑と赤の配色は除かれ、生地を生かしたお盆に象徴化された単色のかぶらが描かれているのを主にかぶら盆と思っていますが、実は本歌はイジイジ塗を施された緑のふちに、赤の縁取りのお盆だったのです。

それを復活されたのが山本翠松さんだったのでした。また良い出会いがありました。今後どのような進展があるのでしょうか。楽しみです。





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最終更新日  2006年07月19日 08時42分31秒
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