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茶楽人の茶の湯

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2006年11月14日
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今回のお茶事参加者は、正客に宗好さん、次客に宗苗さん、三客に和子先生、お詰めに宗久さん、水屋は先生はじめ前日、当日合計5名です。もちろん亭主に私、宗磨。

前日はあらかじめ先生と一緒に考えたメニュー構成に基づき食材を調達。そして、社中きってのお料理上手、2児の母さんが下ごしらえに来てくれて、ほぼ完成。彼女は会席料理をするのに創作活動でなく破壊活動と表現します。

前日の準備のひとこま

コンセプト、こだわり1。
地元の材料、焼物を使うこと。

会席料理のメニューは次の通りです。
膳:ご飯(宗磨の実家の田んぼで採れた新米)
  汁/ えのきに和からし、赤味噌(この地方は白でなく赤ですから、敢えて赤を使用)
  向付け/ 白身の昆布じめとマグロ(カズ君の一文字白皿が生きてた~!)

冷酒:蓬莱泉(北設楽郡のお酒。地元にこだわりたくて、本当はもっと焼物の地元に近い三千盛り
を使いたかったのですが、お店になかった~。しかも、少~しの量でいいや、と思ったらま
   ったく足りませんでした。皆さん、飲むは飲むは・・・。予定外・・・。)

椀盛:かやく生麩/ 富久福(ふくふく、という名。亡くなった前の先生が使われていたので本当
   はえびしんじょうなどが良いのでしょうが、私の思い出。それと名前の良さ、もうひとつ、
   手間要らず・・・。)三つ葉を結んで、ゆずを添えました。

温酒:冷酒と同じ。同じお酒でも温めるとまた味わいが違います。このお酒は常温、熱燗どちらも
   いけます。

汁替:花麩、三つ葉の葉

焼物鉢:さわら幽庵焼(初めて幽庵焼を知ったのもやはり茶懐石でした。)

煮物鉢:里芋、にんじんは炊きました。
    ヨモギ生麩は片栗をまぶして軽く揚げました。

酒肴:柿と春菊の白和え(これは先生のアイディア、柿と春菊の相性ばっちり美味しかった。)

小吸物:じゅんさい(本当は蓮の実を探しましたが見つからず。蓮の実にこだわったのは和子先生
    が蓮の花をお好きだから、織り交ぜようと。でも、じゅんさいも蓮の仲間でした。ほ!)

八寸:チーズの雲丹のせ(次、温酒3回目ですが、ワインのため趣向を凝らしました。また、本当
はカラスミを使いたかったのですが、会費で賄えません・・・・!!)
   松葉に銀杏(松葉は先生宅のお嫁さんがご実家へ帰省の折、持ってきてくれました。そして
銀杏は宗磨の実家のもの。防風林で祖父母が植えてくれたのが毎年銀杏を恵んでくれす。)

酒:ドイツワイン(唐突になぜドイツワインかというと、昨年の万博の折、家元考案のプラチナの
  茶室でお茶を振舞うということでお手伝いに出かけました。正客の宗好さんと二人で参りまし
  たが、お茶会後、訪れたドイツ館のレストランで着物を着た私たちに興味を示したドイツ人ス
  タッフとの交流後、お土産に頂いたのでした。二人で呑みましょうと言いながら、機会がなか
  ったので宗好さんにはサプライズで許可なくお出ししたのでした。デザートワインでしたが、
  とても良いものでした。ワイン好きの私がいうのですから間違いありません。そして宗好さん
  にサプライズしてもらえたのか・・・???)

ドイツのデザートワイン

コンセプト、こだわり2
サプライズを入れること

香の物:茄子、きゅうり、カブ

主菓子:紅葉(練りきりで黄とオレンジ、つぶ餡にクルミとオーダーしました。縁高の外が緑、中
    が黒ですからきっと色が映えるのではないかと思い、オーダーしました。こし餡でなくつ
    ぶ餡、餡だけでなくクルミを入れたのは宗磨のこだわり。こだわっているという主張が単    にこだわり。お仕着せのものを使わない。)

紅葉  うちにて撮影。本当は縁高。

生栗:うちの流派ではなぜか生栗をここで出すようです。深い意味をこれから探ります。

以上が会席メニューですが、私はまったくお料理を作ることには参加しておりません。2児の母さんの前日のお手伝い、そして先生とお嫁さんに作っていただきました。大感謝です。





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最終更新日  2006年11月14日 09時33分41秒
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