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カテゴリ:自転車通勤
今朝、近くの交差点で向こうから橋を渡ってくる親子連れを見かけた。
20代後半くらいの母親。だっこ紐で母親に抱かれた1歳ちょっとの男の子。 その後ろからてくてく付いて来ている3歳ちょっとの男の子。 橋の中ほどで3歳の子が立ち止まり川を指差して何か言っている。 母親は後戻りして3歳の子の話を一生懸命聴いて、 何か返事をしながら、一緒に指差して川を見ている。 1歳の子は母親の優しい笑顔をぼんやり見ている。 微笑ましく、そしてなぜかとても愛おしく、胸に熱いものが込み上げた。 親子連れを後にして、タイトルバックの田んぼ道を進む。 脳裏に違う親子連れが浮かんでくる。10数年前の妻と息子と娘。 妻はいつも青いだっこ紐で、娘も息子も抱っこした。 二人をミルクではなく母乳だけで育てた。 脳裏に浮かんだ1歳くらいの息子は、やはり青い抱っこ紐で妻に抱かれ、 3歳くらいの娘は、妻の前を飛び跳ねる。 妻の笑顔はとても優しく、娘はこぼれんばかりの微笑みを返す。 息子はそんな二人をぼーっと見ている。 微笑ましく、そしてなぜかとても愛おしく、胸に熱いものが込み上げた。 そんな思いを後にして、いつの間にか隣町のJRの駅前を通過した。 橋の上の親子の色彩は薄れ、脳裏に浮かんだ10数年前の妻や子供たちの 姿も徐々に現実の姿に変化して、心には今の妻と子供たちの姿が映り、 ちょっとセンチになった自分に気づくと、 微笑ましく、そしてなぜかとても愛おしく、胸に熱いものが込み上げた。 そして、現実の我に返ったとき、なぜかちょっと力が沸いて来て、 ちょっとやる気が出てきて、頑張るぞ~て気になって、 ペダルが少し軽くなった。 あっつ。いつの間にか会社の門を通過した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 29, 2005 01:08:43 AM
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