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カテゴリ:スキー
15年以上前の学生時代はスキーによくいってました。あまりお金もなくぼろいブーツと板で根性滑りをしていました。八方だったかで、兄とコブ斜面を自分的におらおら滑ってたらビンデイングが大破しぶっ飛んで以来スキーにはあまり興味はなくなってました。 去年までは家族スキーでちょろちょろするくらいだったのですが、正月に実家の家族に岩手に連れて行ってもらって、借りたカービングスキーで少し飛ばすとおもしろいおもしろい。はまってしまいました。 いわゆる親父スキーヤーです。時々、同類をゲレンデで見かけます。 この年になるとさすがにおらおら根性滑りもしんどいし飽きてきていたので、どうせなら学生時代、お金がなくて、あこがれてるだけだったバッジテストでも受けて滑りの質を上げてみようと思いました。 さすがにレンタルスキーではあかんやろうと思い靴と板を買うことにしました。しかし、最近のはややこしいですね。昔は前傾の強いブーツと長い板が格好いいとされてましたが、どうも近年は違うようです。 ネットで調べるとブーツはレグザムとかランゲがいいようなので、型落ちのお手頃価格のレグザムのクロス8の2011年モデルにしました。後でわかったんですが、どうもモーグル用らしいんですが、まあ、いっかって感じです。最初送られてきたときは右26cmと左27cmと手違いがありましたがなんとか足に馴染んできました。 板はオガサカがバッジテストの定番のようですが、高価ですね。ネットオークションで中古のサロモンのx-wing fury 177cm 2008モデル?を格安でゲットしましたが、あまりに重いので一日滑ってすぐにネットオークションで売り払いました。 すぐに購入したのは軽くて小回りが効くHEADのX-shape、STX 163cm 2011モデルです。とっても軽いです。スピードはあまり出せませんが、ちょっと踏むとくるり、くるりとおもしろいです。 ウエアーとかも新調したいですが、あまりコレといったのがないのでボロ着のままです。典型的な親父スキーヤーです。
ともかく、バッジテストを受けました。 2月2日徳島県、井川スキー場腕山で2級 講習内検定です。講習では腕を前にして母指球荷重、前傾姿勢で板をずらしてズルズルすべる斜滑降ボーゲンを教わりました。おお、今も昔も基本はいっしょだなあと思いました。足はパンパンでへとへとです。しかし、いざ検定になると講師の先生は「じゃ、お手本です」とギューンとかっとんで行きました。あれで講習の時のようにずらしてんのか?と混乱しながら、ちょっとスピードを出してちょっとずらしながら母指球荷重、前傾で微妙なパラレルで滑りました。結果、整地大回り(65点)、整地小回り(65点)、整地総合(65点)で合格しました。
2月10日鳥取県、だいせんホワイトリゾートで1級 2級一発合格に気をよくして次は1級です。まずは午前中に事前講習です。講師の先生は「ターンの時、足を伸ばしてください」とおっしゃいました。母指球荷重、前傾姿勢で足を伸ばすとアキレス腱伸ばしみたいになるぞ??と思いつつ、それとなくやってみました。「もっと上体を後ろへやってください」とおっしゃいました。2級で習った腕を前にして母指球荷重、前傾姿勢で1級の体重を後ろにして足を伸ばしてターン???大パニックです。その時のえぬうはとんでもない格好で滑っていたのでしょう。講師の先生も「なんでそんなかかしみたいな格好するの」とか「全然、できてないですね、まあ、勉強してください」と絶望的なコメントをしてくださいました。絶望の中、午後から検定です。視界も悪く、整地もモコモコしてました。混乱した頭の中、モコモコ整地大回り(68点)、モコモコ整地小回り(68点)、整地とあまり変わらない不整地でなんかもうどうにでもなれと自分の滑りをして(69点)、整地総合ではいっちゃえって気で滑って(69点)と散々な結果に終わりました。 あまりに悔しいので翌日、スクールに入りました。先週、母指球荷重、前傾姿勢するよう習ったんですけどどうやって足伸ばしてターンするんですか、と訪ねると講師の先生は「母指球荷重、前傾姿勢は忘れてください。かかとに荷重してターンしてください。それが今風の楽に曲がるスキーというものです」とおっしゃいました。確かに足裏でべったり立って、かかとで荷重してターンするのがそんなに力がいらず、楽なのは経験的に知ってましたけどねえ。そういえば、大山のスキーしているヒトは後傾気味が多いような気がします。
2月17日徳島県、井川スキー場腕山で1級 おっしゃ、わかった。かかと荷重で楽にターンしたらええんや。ということで再チャレンジ。しかしここの不整地はコブで行われます。事前講習は免除なので午前中はひたすらコブの練習。基本、えぬうのコブ滑りはズルドン、ズルドンなのでここ数年でてきたバンクターンとかいうのもできた方がいいかなと思いチャレンジしますがダメでした。結局ズルドンで望むことにしました。まず、整地小回りですがザラ雪なのであまりエッジが効かないので荷重を抑え気味にして(69点)、整地大回りはいい感じでいっていたのですが最終コーナー、崖ネット際をまわろうとしたところ一般スキーヤーとまさかの激突、とても回避できませんでした。回避したらネットを突き破って崖へ転落していたことでしょう。しかし、激突はかなりの減点のはずですが(69点)でした。点数は後にならないと分からないので、激突でもう合格はだめだろうと落ち込んで整地総合、力なく、しかし、再激突だけは避けようと逃げのぼろぼろ滑りで(68点)。コブ不整地はちょっと立ち直ってズルドンで(70点)。大山の時より2ポイントアップしましたがまだまだです。ここの検定は感じがよくて、検定後にどこが悪かったかなど教えてくれます。検定員の方がおっしゃいました。「ターンの時、力が入ってなかった。高い姿勢でつったってるだけにみえました。例え入ってなくても、入っているようにみえる演技も必要です」。そらそうでしょう。力を使わない楽なターンで、しかも整地小回りは荷重をおさえて、整地総合では落ち込んだ滑りだったので。難しいですね、1級って。県によって重要視するところも違うようです。井川スキー場ではやや前傾気味のスキーヤーが多い気がしました。次の課題は演技力です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.06.20 15:50:31
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