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June 29, 2006
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カテゴリ:闘病日記
1ヶ月近くご無沙汰してしまいました。外泊で自宅に戻ってきています。

息子に携帯を水没させられてから、夫の使っていない携帯(au)を臨時借用しているのですが、楽天からのブログ更新メールを受信できないみたいで更新できませんでした。

いろいろと皆さんに応援&心配していただいているのに、報告が遅れてしまって申し訳ないです。
状況をサマリすると「息子の治療は順調だけど、私の体調が黄信号」って感じです。

1.手術で切り取った患部からは、生きた癌細胞は発見されませんでした。
医師に時間をとってもらい、夫と2人で結果を聞きました(1人じゃ怖くて聞けなかった)。全て死んだ細胞だったそうです。
なーんだ、だったら早く教えてよーって心境でした。
この病気は「きれいに除去できた」と思っても再発してしまうのが怖い病気なんですが、生きてる細胞があるよりなかったほうがいいに決まってるわけで、ひとまずよかったです。

2.手術後一回化学治療を行いました。
化学治療は肝臓に負担がかかるのですが、息子は手術で肝臓が1/3になってしまったので、治療をしても問題ないか確認する意味と、治療の間隔はあけないようにする意味で、7月上旬に一度通常の治療を行いました。(通常の治療なら手術後2週間で可能だが、移植は手術後4週間はできないので)
発熱も肝障害もなく、次のステップは「造血肝細胞(自家)移植(以前とっておいた自分の細胞で骨髄移植するような意味)」と決まりました。

3.骨髄移植の日が決まりました。
8月29日がday0(=クリーンルームに入室し造血幹細胞を注入する日)で、8/17から前処置(=超大量化学療法=抗がん剤を大量に入れる)が開始になります。
7月上旬の手術後の治療から前処置まで、ちょっと間が空いてしまうので、来週軽く薬を投入します。
入院している病院(母校のM大病院)の小児科では日常的に移植が行われており、順番待ちなのです。
カウンセリングの医師から「普通の病院なら移植なんて年に1度の大イベント」とも聞きました。
「スタッフが慣れてて安心」「他のお母さんからアドバイスがもらえる」というメリットがある反面、「順番待ちでベストな日に移植できない」というデメリットも。
我が家ももう少し早く移植したいのですが、他に緊急の方がいるので仕方ありません。
「準備にたくさん時間を割ける」「手術後の体調回復に時間をかけれる」というメリットを活かして、移植までの時間を有意義に過ごしたいと思います。

4.私の体調
水曜日の夜、息ができないほどの頭痛に襲われ、緊急外来に運ばれました。ナースコール押しちゃいました。過呼吸でした。
疲労とストレスが原因と言われました。寝れない日が続いたり、食事がおざなりになっていたのが下地としてあり、移植の説明をうけて不安になったのが引き金になったみたいです。
「特記事項、子供の入院に付き添って病棟で寝泊りしている」とカルテに記録され(医師が指示していたのが聞こえた)、「状況から胃が荒れていると判断したので、痛み止めを飲まなくても胃薬は3日間飲んでください」と胃薬を処方されてしまいました。
頭痛は、肩こりと親知らずも一因と思われます。
昨夜は夫に付き添いを変わってもらい、今日からの2泊3日の外泊(うれしい)でなんとか建て直したいと思います。
先週「なんか疲れが溜まってきた。移植前に立て直さなければ」と思い、夫に週に1回泊まりを代わってもらうことにしたのですが、間に合わなかったみたい。
先週は祖母のお見舞いにいったのでかえって疲れてしまったようです。

5.クリーンルーム見学
今日、担当の看護士さんに頼み込んでクリーンルームを見学させてもらいました。
思っていたより無機質な空間ではなく、窓から公園(鶴舞公園ではない)も見え、「これなら2-3週間なら頑張れそう」と思えました。
この見学を先にしていれば過呼吸にもならなかったかも・・・。

6.今後の予定
昨日医師に「移植後60日での退院を目指します。」と言われました。
初めて「退院」という単語を聞いたわっ!と喜びながら冷静に「8/29から60日だから11月の頭ぐらいか。入院期間は結局10ヶ月・・・」と計算してしまいました。
移植ははっきりいって不安だけれど、移植してしまえばあとは回復するだけ。憧れの「退院」を目指して家族で頑張ります。





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Last updated  July 28, 2006 05:06:10 PM
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