テーマ:子供の病気(2173)
カテゴリ:闘病日記
金曜日の夜に夫が「激しいいないいないばぁ」の技を披露して「つられ笑い?」をして以来、息子は少しづつ笑うようになりました。
昨夜は夫に泊まりを代わってもらい、私は友人と外食後、自宅で寝ました。 久々に自宅に戻ったら、入院が決まって(まだ再発かどうかの検査結果が出る前に)荷物を取りに買ったときのこととか、泣きながら手術のGoサインを待っていたときのこととかが思い出されたり、息子とのんきに自宅生活を営んでいたときの形跡がいとおしいんだけど切ない気分になり、ちょっと泣いてしまいました。 昨日の朝、息子と散歩(といっても病棟内)に出かけたら、お部屋が一つ空になっていました。 よく知っていた2歳の女の子が亡くなったのです。 2日前くらいに個室に移動したので、具合が悪いんだろうとは思っていたのですが、そこまで進行していたとは思わなかった。 お母さんはかなり性格(と生活態度?)に問題があってトラブルが絶えない人で、私も言い争いになったことがあるのですが、その子はとても可愛くて、「お母さんとは話したくない(ていうかできれば顔も見たくない)けど、あの子にはもう一度話しかけて励ましたいな」と葛藤している間の出来事で、またしても後悔の念にさいなまれています。 長い入院生活の中で、何人もの子とお別れしたけれど、いまだに後悔を伴わないお別れはできたことがありません。 今回の入院で改めて「子供を傷つけることは、その何倍も母親を傷つけることだ」と認識しました。 でもそれはその子の母親だけじゃなくて、他の母親に対してもだと思う。 子供を持ったからなのか、子供が病気になったからなのか、その両方なのか分からないけれど、自分の子供だけじゃなくて他の子が痛がってたり傷ついていたりするのも耐えられない気分になるようになりました。 入院中に付き添っているお母さん達はみんな頑張っているけれど、中には子供をたたいたり、最低限の世話しかしなかったり、苦しんでいる子につらくあたったりする人もいます。 そんな状況を見るのは辛いし、自分の子供にはみせたくないし、怒鳴り声も聞かせたくない。 普段の生活じゃ全く接点のないような親子が、「難病」というくくりだけで抽出(?)されて共同生活してるのである程度は仕方ないんだろうけれど、やっぱりストレスだ。 個室で過ごしていれば、ある程度のストレスは軽減されるけれど、病院はやっぱり大部屋が中心で、数少ない個室は隔離の必要な病状(感染症とか)の子とか、シビアな状況の子(親族が集まったりする必要のある状態)でほとんどふさがっているのが現状です。 私が特に「同じ部屋はいやだなぁ」と思う人はほとんど病棟を去っているけれど、それでも大部屋に出て行くのは気が重いです。 病気がある程度おちついてきたらか思える、ある意味ぜいたくな悩みではありますが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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