テーマ:介護・看護・喪失(5317)
カテゴリ:喪失と再生
ブログ訪問歴などを辿って、子供を亡くした母親で楽天ブログをやっている人を多数知ることができた。また子供を失った家族のためにコミュニティも知ることができた。
いろんな人がいろんなスタイルでブログを書いたり、思いを綴っていて、いろいろと考えさせられた。 私の場合、このブログは友人・知人・親戚も知っていて「近況連絡の場」も兼ねていることが、他の人の場合と大きく違うと思った。 それはこのブログの以下の経緯による。 1.最初は産休期間のあまりの暇に耐え切れず、誰にも知らせず「産休日記」としてブログをはじめた。 Webの世界内で知り合った人がたくさんできた。 当初は日本茶のことも書こうと考えていて、一部の日本茶仲間にも知らせた。 2.出産したらママ友と情報交換をしたくて「育休日記」として衣替え。 メールで情報をやりとししていた、同時期に母親になった友達達(複数いた)に公開。 そうでない友達にも「赤ちゃんがいる生活ってこんな毎日(こんなに制約があるから今までみたいには遊べない)」ってことを知ってもらうために、親しい友人に公開した。 3.子供の病気が分かり、入院してからは「闘病日記」になった。 今までの読者のみなさんに愚痴を聞いてもらい、元気をもらった。 心配する親戚にいちいち説明するのが面倒だった(時間がもったいなかった)ので「このブログを読めばわかるから」って親戚にも公開した。 4.子供を失ってからは、病院で知り合った闘病仲間にも公開した。 急な逝去だったので、同じような闘病状況の仲間は不安に思うだろうから「とてもレアなケースだったからみんなは大丈夫だよ」と説明しなくてはと思ったから。 また、私は「子供を亡くした後」の世界が全く分からず、死亡確認後どのような手続きが必要になるのか等を知りたかったし(でも怖くて聞けなかった)、その後の自分の生活を伝えることも必要だと思ったから。 葬儀に参列してくれた学生時代の友人たち(出産はあまり知らせていなかった)にもひろまった。 そんなわけで、今このブログは職場の人以外のほとんどの知人が知っていることになる。 今現在、どれくらいの人が継続して読んでいてくれるのか分からないが、自分としては1-4の全ての人を意識してしまい、ブログのコンセプトが定っていないと感じている。 ■子供のことばかり書くのも手だ。 実際に「こんなことが出来るようになったよ」と書こうと思っていたネタがあった。が、入院やなんやらで書けないまま、書くタイミングを逸してしまった。 でも碧雪の大切な記録のひとつなので、いずれ書こうと思う。傍から見たら痛々しいかもしれないけど。 □一方、読書や旅行・グルメを楽しんでいる私もいる。 もちろん子供のことは一時も頭をはなれず、面白い物を見れば「あおゆきに見せたらどんな反応するだろう!」って考えるし、美味しい物を食べたら「これはこのままじゃ食べれないから、お粥に入れたら喜んで食べるのでは?」と考えたり、青春物の話を読むと「あおゆきはこういう体験はできないんだ」と感傷的になる。 でも、自分の性格として、いいものを見つけたらみんなに紹介したいし、こういうことを楽しんでいることを知れば、友人や親戚は安心すると思う。 けれど闘病仲間の中には、今でも入院生活を送ったり、自由に外出できない生活を送っている人もいる。 その人達のことを考えると、あまり能天気な趣味生活は読みたくないだろうと思う。 私は入院中はファッション雑誌を読むのも苦痛だった。自分には出来ないオシャレや行けない場所を読むと不自由感が増すので。育児雑誌は論外。 ■と□を2つのブログに分けることも考えた。けれど今の私にはそんな作業を行う気力がない。 いずれ切り分けやブログの引越し(楽天に多少不満が・・)を考えているが、当面はこの2つが混在した、不安定な状態のままブログを続けさせて頂きたいと思う。 不愉快な思いをさせてしまう方には本当に申し訳ないけれど、全部ひっくるめてこれが今の私の状態だと思ってください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 25, 2007 12:31:15 PM
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